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茶色いノート  作者: ふりまじん
近代魔術を語る
324/500

番外ダ・ヴィンチの偽コード 12 アマポーラ

シナモンの香りに包まれながら、私達は物語の続きを作り出して行きます。

作者は、赤いシフォンのドレスを揺らしながら、妖精をダブルのスーツを着た強面(こわもて)の男性に変身させました。


彼は、1920年代のモダンボーイよろしく、白い帽子に軽く手をかけて作者に会釈をすると、沢田研二バージョンの『AMAPOLA』を歌いだした。


「さて、この流れて、1920年代の世界に戻るわよ(T-T)。


もうね、色々書いていて、頭、ぐちゃぐちゃなんだけどね(T-T)。


この曲は、映画『ワンス・アポン・ナ・タイム・インアメリカ』のカバー曲として有名になったと、記憶してるわ。


はぁ〜(T-T)


私、これは、ヘロインの密輸のギャングものだと思っていた。けど、違っていたわね。」

作者は深くため息をつきます。

「映画『ワンス・アポン・ナ・タイム・インアメリカ』は、ユダヤ系移民の少年と禁酒法のお話ですから。

ヘロインの密輸の話は映画『フレンチ・コネクション』になりますね。」

私は、苦笑する。


物語の時系列では、ワンス・アポン・ナ・タイム・インアメリカの方が先ですが、

映画の上映は『フレンチ・コネクション』の方が先です。混乱したのでしょう。


「そうみたいね(´ヘ`;)

アマポーラ(ひなげし)なんて主題歌だったし、つい、間違えちゃうわ。」

「ひなげしは、麻薬成分は含みませんよ?」

私は苦笑する。芥子はヘロインの材料でもあります。

「うん…。まあ、たまに、芥子が混ざるときがあるらしいから、気を付けた方が良いみたいだけれど…。

なんか、あまり、良いイメージはないわよね。


花自体は、可憐で、イラストなどでは良く使われるんだけど、ね。


でも、赤い芥子の花は、その美しい姿と、毒性から、小説でも悪女のように使われたりするし、

ギャング映画のテーマソングで、芥子を想像させる歌だと、つい、フレンチ・コネクションの方を思い浮かべちゃうわ。」

作者は、芥子の花びらのような薄いスカートをふわりとなびかせる。

「ギャング映画…お嫌いですよね?」

私は、アクション映画全般が苦手な作者を思って方をすくめる。

「うん…私も、良くはわからないけど、好き嫌いがあるのよね…『ゴットファーザー』とかも、ちょっと苦手かな(-_-;)


でも、同じように残酷な『ハンニバル』とかは視聴できるのよ〜

ついでに、『極道の妻たち』の岩下志麻さんも好きだったわ……


その違いが分かれば、色々、書けるものも増えるんだろうけどね(T-T)」

作者は、深くため息をつく。

「そうですね。でも、無理しなくても……書くものは沢山ありますから。」

「そ、そうよね(;O;)

もう、やだぁ〜。『パラサイト』が終わらないと先に進めないんだよ。


はぁ……、今、深夜アニメで、薔薇戦争のやつをしてるんだよ〜

なんか、凄く駆け足でね、気になる人が居るはずだし、ここいらで、ジャンヌダルクも動かしたいわよ。

大賞は無理でも、別サイトで、小金は稼げそうじゃない?


とりあえず、500円、稼ぎたいわ(;O;)」

作者は、500円に興奮して叫ぶ。


もう、スーパーのポイントに負けたのが、よほど気になるのでしょう。

「500円とはいわず、どうぞ、100万円を目指してくださいよ。『パラサイト』で。」

私は、肩をすくめる。

作者は、不満げに私を睨んでから苦笑した。


「なろう生活ももう、4年。そんな果てしない夢なんて、見てる暇はないわよ(T-T)

とにかく、私の話にクリックしてくれる人を確実に拾う…これだけよ(T-T)


無駄な希望は持たず、

でも、ビックマウスを楽しみつつ、

小さなハードルをクリヤーして行くのよ。


まずは、500円。

そのためにもっ、

『パラサイト』の完結は、大切だわ。

既に、18万字はあるんだもん。

ここで落選しても、別サイトで、小銭を稼げるわっ……。

と、言うことで、私は、パラサイトのキャラ、雅苗の持ってきた、新たな説に乗ったのよっ( ̄^ ̄)


彼女の説では、森鴎外が関連してくるんだもん。


先生が亡くなったのも、今から100前。

1922年7月なんだから、2019年の無限ループから、これで別れられるかもしれないんだもん。」

作者は、希望に顔を歪ませながら天をあおぐ。


「まあ……、頑張りましょう。」

私は、去年の秋のデジャブを見ている気持ちになりながら、そうれだけ言いました。


作者は、そんな私に苦笑をする。

「本当に、適当なんだから。でも、これ、あながち間違いでも無さそうなの。」

作者は、少し、困った顔で話始めた。


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