ダ・ヴィンチの偽コード 18
寄り道ばかりだけれど、脇役語りの連載で、プロヴァンスの赤いしずくの話を考えていて、こちらのヒントを少しだけ掴んだ気がする。
まさか、ここで魔女への鉄槌の話を盛り込めるのも驚いたが、この作者ハインリッヒ・クラーメル(wikipediaでは、クラーマーになっていたけれど、やはり、私は、こちらの発音がしっくり来るのでこちらにする)の時代の教皇が、後のメディチ家ゆかりの教皇選出に繋がるなんて…
面白いわ。
オカルト的にワクワクする。
クラーメルが、なぜこんな本を書き、執拗に女性を恨んだのか…
それは、良くはわからないけれど、1480年代の話らしいから、ガブリエルが生まれる1500年から約20年前、彼の親世代の話なので、色々想像するのは楽しい。
へんな現代劇を前回ぼやいてしまったが、そのおかげで、なんとなくガブリエルの年表を立体的に体感することが出きるようになってきた。
つまり、500年後、現代の私の記憶と上手く重ねて想像しているのだ。
ルネサンスの華やかな時代、ダ・ヴィンチなどの巨匠の絵画を
80年代のスピルバーグ等の映画を見たときのワクワク感に重ねて想像している。
この頃、メディチの一番の盛り上がりの時期であり、ロレンツォが華々しく活躍していたはずだ。
うろ覚えではあるが、キリスト教圏では、世紀末には、大なり小なり滅亡やら、終末論がわいてきていたみたいだから、15世紀にも、教皇の堕落した生活と共に(少なくとも、サヴォナローラなそう騒いでいた)そんな話があっただろうと想像しても、伝奇なら許されるだろう。
と、まあ、なんだか、上手くまとまり出してきた。
こうなると、クラーメルにあの悪魔の本を書かせた魔の正体と、教皇の退廃を招いた悪魔の存在が気になる。
ここまで来ると、もう、自分が楽しむために調べたくなってきた。
なんだか、80年代の雑然としたオカルトの雰囲気に再び身を沈めてしまえるかもしれないと考えると、この先が気になる。
なんだか、初めの話からはそれてきた気もするけど、面白いからまあ、いいか。
しかし、まだ、ボルジア家も出てこないし…
ダ・ヴィンチがどんな人物かも分からない。
さて、どうしようか