ダ・ヴィンチの偽コード 17
と、まあ、落とし穴は沢山あいていて、その度に私は脱線する。
が、分けがわからなくなるから、ルターは置いておく。
ダ・ヴィンチだけでも、ルネサンスは、大惨事だ。
とにかく、人がいっぱ出でてきて…複雑なんだから。
現在、ノストラダムスの本編は力業でなんとかまとめて、二章に進むことが出来た。が、その為に、また、別の挿入話を作らなければならないし、あらすじから、もう少しマトモな話を作ることにしたから、調べものが増えるし、調べると史実の蟻地獄に落ち込んで行く。
例えば、「ダ・ヴィンチの暗号を解読する」のダ・ヴィンチの記述に、お父さんが商人で公証人と書いてあるが、それが本当なら、ノストラダムスの家のように改宗したユダヤ人かもしれない。それとも、違うのか?
ここは、ちゃんと調べないと、次に進めるわけにはいかない。
なぜなら、同業者なら何処かで繋がりがあるかもしれない。
繋がりがあるならば、ノストラダムス単体でも、ダ・ヴィンチの謎を挑戦するエピソードが作れる。
しかし、面倒だなぁ…
まあ、軽く調べてわからなければ、創作するんだけど。
で、ここに来て、本編に登場予定の蘭子という女が、益々話を引っ掻き回してくれる。
小説の銀座のホステスと言う象徴は、それだけで破壊力が半端無い。
田舎の家事手伝いに派遣社員のしがない奈美に、世紀末の怪人との接点すら結べてしまうのだから。