ダ・ヴィンチの偽コード 欽定訳聖書
偽コード…一周まわって考える世界には、また新しい発見がある。
中見先生の著作「ダ・ヴィンチの暗号を解読する」を手に、偽コードの世界を軽く散歩することにした。
私は…、ここから少しネタバレだけど、まあ、いいか。
私は…、二年前にスッタモンダをしているとき、YouTubeにお勧めされて、知りたくなかったが、知ってしまった(;_;)
ダ・ヴィンチ・コードに登場するような、シオン修道会なんてないんだってさぁぁぁ…°・(ノД`)・°・
と、言うことで、いまだにどちらが正しいのかは分からんが、
ダ・ヴィンチがシオン修道会の総長なんて事を書くのは、色々と知識があって反論できないと、面倒な事になりそうだ。
だから、使わない( ̄^ ̄)
面倒は嫌だから。
と、言うわけで、これを否定すると、この本に書かれている事も使えなくなる
が、しかし、
中見先生は、ダ・ヴィンチコードだけでなく、バイブル・コードについても書いてくださっていたので、一周まわって新しい発見をした。
それは、英国の聖書の話だ。
1611年、ジェイムズ一世によって作られた欽定訳聖書なるものの存在についてだ。
これ、なかなか書けずにいるマルティン・ルターに関係がある。
ルターによって、ローマから距離を置くことにしたドイツとイギリスは、新しい自分達だけの聖書を模索する。
で、色んな聖書が乱立し、訳が分からなくなるので統一したのが、どうも、ジェイムズ一世なのだ。
で、イングランドではそれが19世紀辺りまで公式の英訳聖書とされていたらしい。
で、新しく作るにあたり、聖書の項目も自分達に合うように変えられて行く。
どこかで書いた気がするが、ルターは第二聖典という、ラファエルの物語などがついている部分を入れなかった。
それは、ジェイムズ一世も同じ考えのようだったが、旧約聖書については、マソラ本文というユダヤ教社会でつかわれたヘブライ語で書かれたものを英訳したらしい。
ここに来て、聖書とヘブライ語をつけて語られた、80年代のオカルトの話が、イングランドの風味を感じることに気がついた。
私は、アスモデウスを調べているときに、ダンテの初恋エピソードと、自分のキャラが被ることに悶絶し、
チロッと調べたのだ。
イタリアの聖書は、どうも、ギリシア辺りの伝説や書物の影響もあるらしいことを。
で、マソラ書の文書の数をwikipediaで22と知り、
カッバーラがぁ…
ユダヤがぁ…(゜Д゜)
と、近代魔術で言われた数字が、太鼓の昔からの神秘の数字というわけでも無さそうな感じがしてきた。
マソラ書は、文書の数が22。
タロットカードの大アルカナの数と一致するのだ。
でも、多分、カソリックの聖書は違う気がする(-_-;)
第二聖典ついてるし…
まあ、とにかく、中見先生は、なぜ、バイブル・コードを解読するには英語でないといけないかを、冒頭から説明してくれた。
第16代シオン修道会総長、バート・フラッドと言う人物が、学会の中心で英訳聖書の作成に尽力したからなんだそうだ。
で、中見先生によると、シオン修道会の秘技についても英訳の聖書には含まれている可能性が有るらしいΣ( ̄□ ̄)!
が、冷静に考えると、そんなん、勝手にいれちゃ、ダメな気がする。
なんか、パソコンに初期からスパイウイルスを入れられたような、嫌な気持ちになる。
しかし、こんな話があったからこそ、英語の解読やら、聖書が有りがたくオカルト界に出回り、
そうして、私の家のゲーティアの悪魔召喚の呪文を英語で唱えなければいけないものにしたのだろう。
私は、英語の呪文じゃなきゃいけないなんて、日本人オンリーのロマンチックな嘘だと思っていたので、わりとちゃんとした設定があった事に驚いた。
中見先生のお陰である。
「ダ・ヴィンチの暗号を解読する 」
この本は、まだまだ、私のなろうライフで、面白い物語を作り出す手伝いをしてくれる本のようだ。