ダ・ヴィンチの偽コード10
私は、沢山本を読んできた。歴史も好きで、今まで、自分はわりと歴史を知っている気持ちになっていた。
がっ。
なんだ!この体たらくはっ(T-T)
ノストラダムスなら、関連本も含めて十数冊は読んでいるのに…
アヴィニョンも、ミシェルのパパも知らないとは。
今更、自分の読書の偏りに泣きを見る。
昔の歴史作家は、上手かったのだと思う。
知らない街の、知らない人たちの話を、前知識が無くても十分に楽しめように作ってくれたのだと、今更ながらに偉大さを感じはするが、大事な部分の読み方を知らないと、意外なところで恥を書くものだ。
まあ、ノストラダムスの場合は、滅亡予言ジャンルなんて、新しいカテゴリーを作り出し、五島勉先生の「大予言」をテンプレに、20年以上、本当に沢山の作家を養ってきた、考えれば…20世紀の偉大なラノベ作家と言えると思う(これは、誉めてるつもりなんだけど…なんとなく、先生ご免なさい。)
この、昭和の偉大なテンプレについては、いつかまた語りたいが、今は、とにかく完結しなければ!
こうして、設定をさらしてみると、私は、すぐにへんな脱線をしてしまう癖があるのが分かる。
エタりそうになったら、思いきって、設定をさらして、客観視するのも一つの手かもしれない。
さて、私の失敗は、ヨーロッパの歴史を日本の歴史に置き換えて、勝手に考えていたところから始まる。
まあ、仕方ない。だって、終戦から100年も経ってないんだ。
私は、親戚に竹槍で飛行機をつく練習をさせられた実話を昔聞いてる。
西洋風の品物は敵視され、可愛らしい青い目の人形すら焼いてしまうような、そんな時代と隣り合わせの時代に生きていたのだから、親の世代が西洋史なんて知るわけもない。(一体何歳なんだ私は!)
それは、作家も同じことで、ネット検索なんて無い時代、少ない資料を三倍くらいに膨らませて書くのは仕方ないことだ。
カレーやコロッケのように、ここで日本風味に味付けされた話を、まるっと飲み込んで出来上がったのが、この私だ。
そう思うと…反省も兼ねて、アヴィニョンについて説明は何処かに残したいと考えた。
古本をあさり、ノストラダムスの歴史の記述の滅茶苦茶なのを目の当たりにすると(誕生日が間違っていたものもあった)
短い話でも、ちゃんと舞台背景は、説明したくなり、ここで、また、悶絶したのだ。
で、エタりそうになる。
歴史は、昼下がりの単純作業のように、エタりを誘うのだ。