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茶色いノート  作者: ふりまじん
近代魔術を語る
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時影、近代魔術を語る 41 西條八十5

「あーあ。まずは訂正から始めなくては。」

作者は、ため息をつく。

西條八十の話は、ここからが、トンデも展開へと転んで行く。


10万文字の初めての連載を放り出し、

ブクマ最高数だった作品の読者に、お礼をこめて短編をアンコールする、

そこまでは、きっと、批判的な意見など、少ない行動だとは思います。


が、しかし、


それを書ききれる文才が無いと、折角の行いも、読者に迷惑をかけるだけのものになります。


が、人とAIの違いは、感情があり、間違うことであって、

その間違いや、トンチンカンな組み合わせが、新しい発想を生むのもまた、事実なのです。


「とりあえず、訂正ね。もう、この近代魔術…の八十編で、私は、クローリーとメイガースの憧れの土地をアイルランドと書いたけど、これは間違い(~_~;)

スコットランドが正解ね。

君江先生の妖精の話を読んでいて、混同したんだわ(´ヘ`;) 」

作者は、ため息をつく。

そして、恨めしそうに私を見て、


「今、私、『今頃気がついたかっ』って笑う、間違い探しが好きな読者を一人想像しちゃったわ…。」

と、呟いた。

「まあ、ね、そんな楽しみ方もあるとは思うから、今回は訂正しないで、この回まで知らん顔をしておくわ。

しかし、イギリスの人達には申し訳ないわ(;_;)

だって、イングランドとアイルランドとスコットランドって、

東日本と西日本と北海道を間違えるようなものだと思うのよ。

例えるなら、東野伝説のカッパを、イギリス人が北海道の妖怪だと思うようなものね…(-"-;)

松島でコロボックルが遊んでいるような…まあ、これはこれで、可愛らしい感じがするんだけど…。

馬鹿な外人が、意図せずアイルランドをどや顔で語るのは、ただ、失笑しかないわよね(T-T)」

作者は、ため息をついた。

「確かに…。」

私が、深く同意をすると、少し不機嫌そうに眉をよせて、作者は話を続けた。


「ついでに、アイルランドとイングランドは、仲が悪くて、

アイルランドの人からしたら、英国本土(グレートブリテン)の奴等と間違えるなんて!

と、怒り出すに違いないわ。」

「そうですね…、確か、現在もEUの事でもめていますよね?」

「うん…でも、お陰で、アイルランドとイングランドのイザコザの原因を知ることが出来たわ。

これ、別の意味でクローリーやメイガースに影響し、

西條八十の話にも深く関わってくるのよ…。」

作者は、そこでため息をついた。


「面白いとは思うけれど、

とっても勉強になったけれど…

説明増えるのは…面倒くさいわぁぁぁ(;O;)」


ああ…すいません。


でも、10万文字の物語の締め切り近いのです。

あと二万字を二週間で書き上げないとエントリー出来なくなるので。


ついでに、止まっている「パラサイト」

こちらは、中国のパンデミックが拡大し、話の流れをどうするか、少し思案中なのです。


こんなモヤモヤした中で、


100年前に、自費出版した西條八十、

ヨーロッパへと留学するのです。


これまでは、100年とキリの良い都市伝説のエピソードだけの『トミノの地獄』


しかし、イギリスの妖精の話と八十の留学のエピソードから、物語が大きく「パラサイト」によってくるのです。


1919年…八十が『砂金』と言う詩集を出版する一年前の1918年第一次世界大戦が終結します。


そして、この年、偉大なる魔術師、マグレガー・メイガースがフランスで息を引き取るのです。


それは、スペインからもたらされた情報から、こう呼ばれ、恐れられた病『スペイン風邪』


『スペイン風邪』と呼ばれたインフルエンザは、世界に猛威を及ぼして、沢山の人が亡くなりました。


皮肉なことに、それが、第一次世界大戦を終わらせた一つの要因とも、言われています。


そのスペイン風邪が日本で猛威をふるうのが今から100年前の1920年。


パンデミックのお話が、八十の詩ににじんでゆくのです。


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