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茶色いノート  作者: ふりまじん
近代魔術を語る
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作者、近代魔術を語る 33 通り魔

MMRの内容を知って、色んな発見をした。


まずは、オカルトだと思っていたMMRは、実はSFミステリーのジャンルになるらしく、

今まで難しいと敬遠していた推理カテゴリー、行けるかもしれないと思えてきた。


MMRがミステリーなら、犯人がグレーと言う宇宙人でも推理小説は出来ることになり、

ジルの話を独立させて推理ジャンルにぶちこんでもいいんじゃないか?

と、おかしな野望に有頂天になる。


勿論、大手の出版社のミステリー大賞では、さすがに論外なのだろうが、

なろうの推理部門なら、緩く受け入れて貰えるか、はなから無視されるかだろう。


しかし…決め手がノストラダムスの予言書とかだと、ジャンル違いを指摘されなくても感想欄に切れ味のよい突っ込みを入れられそうだから、悩みどころだ。


が、カテゴリーの説明は、推理ジャンルは、事件などの謎解きくらいの軽い説明しかないから、SFミステリーもいけると思う。

で、推理のカテゴリーの作品を軽く見に行ったら、やはり、難しいと考える人が多いらしく、作品もあまりなかった。


なんだか、魔法ファンタジーな作品もあるようだし、本当にいけそうな気がしてきた。


ここに来て、MMRについてよく知る機会を得たことが良かったと思う。


やはり、読んでなくても設定が近くなりやすいジャンルだから、知識はいれておいた方がいい。


ナチスとチベットの話は、史実から導かれる設定だからいいけど、


ヒトラーが風水をマスターして異常気象を引き起こす?みたいな設定はオリジナルだから、そこは気を付けないと………と、言うか、ぶっ飛んでるよなぁ…。

なんか、コミックが読みたくなってきたわ。


と、まあ、頭が混乱しながらもジルの話をしようと思う。


ジルの話は、設定の補足なので、大本の物語には盛り込んでない。


と、言うか、アンドレの一人称にしてしまった為に、アンドレの知り得ない話は登場しない。


テーマが病院で、最後の辺りで自我すら無くしてしまった主人公に、ジルの話は必要なくなっていた。


通り魔は、病院がテーマのホラーで、ミステリーではない。


まるで下手な物語のパッチワークのように、浮いては消える自我を必死で掴みながら漂う、そんな人間の不安にそら寒さを感じるような、そんな物語なのだから。


しかし、作者の私は、ジルの話をある程度、頭にいれておく必要がある。


名無しの主人公と共に、不安定な物語を漂うわけにはいかないからだ。


アンドレと言う人格が、主人公のものか、わからなくなる私は、ふいに彼らが集まるホテルの一室が、幻の世界に思えた。


昔のオカルト雑誌の知識がゴールデン・ドーンと共に思い出されて行く。


確か、アストラル界か、その上の世界だかに生命の木があるんじゃなかったか?


私は、カバラと共に語られる10のパスと二本の柱をもつ生命の木を思い浮かべた。


なんだか、タロットカードを使って瞑想して、幽体離脱するんだったかな( ̄〜 ̄;)


まあ、方法は色々とあるみたいだし(うろ覚えだが、色々なバリエーションで定期的にムーの袋とじの特集になっていた気がする。)


なんか、付録のポスターを使うんだったかな?


よく分からないが、まあ、そんなもんは物語には関係ないから、適当に辻褄をあわせる。


とにかく、クローリーたちの思い描く世界では、タロットカードやら、ヘブライ語のヒントがちりばめられた10のパスと言われる世界をもつ生命の木があり、そこに迷い混んだら、肉体に戻れなくなるらしい。


ふと、作中の祓魔師、カルロの無機質な様子に肉体が消滅した20世紀になっても、生命の木で悪魔払いをし続ける彼を想像してしまう。



グランストラエ伯爵が、メイガースではなく憑き物で500年のカルロの因縁のように思えてきた。


生命の木のワードで、ふと、北欧神話を思い出していた。

ナチスは、キリスト教から北欧神話の昔の神を信仰していたなんて、聞いたことがある。


アドルフ・ヒトラーの名前の意味を検索した。


アドルフ…この名の意味が高貴な狼だった事から、エンディングが決定した。

最終戦争(ラグナロク)には、狼の神、フェンリルが太陽を食らいに来るのだ。


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