ダ・ヴィンチの偽コード レンヌルーシャトー
途中に番外をいれるのは、この物語も三年目に入り、みてくれる人もいるので、少し整理することにしたからだ。
まあ、枠を揃えるための無駄文なのだが、まあ、久しぶりにダ・ヴィンチについて語ろうと…いや、ダ・ヴィンチ・コードについて語ろうと思う。
今年、ダ・ヴィンチ没後500年と言うことで、まあ、記念だ。
ノストラダムスで作る初連載に失敗したところから始まるこの話に、なぜにダ・ヴィンチが登場するかと言うと、時代がかぶる、それだけだ。
当時、私はダ・ヴィンチコードを信じていたので、あの物語に登場するような、秘密結社や騎士の登場する時代小説を書けるかと思っていた。
ダ・ヴィンチコードは、テンプル騎士団も登場して、なんだか、色々と盛ることが出来そうな予感があったから。
が、調べて行くと、ダ・ヴィンチの迷宮に囚われ、そして、ドツボにはまるのだ。が、それは後の話に関わるので、今回は、別の話をしようと思う。
ここで、中見利男先生の「ダ・ヴィンチの暗号を解読する」日本文芸社の本を参考に考えることにする。
この本は、暗号の信憑性に賛否があるかもしれないが、ダ・ヴィンチ、フランスについて考える足掛かりにはとても良い本だと思う。
初めの章が、聖書に関しての話から始まり、
ダ・ヴィンチについて、
そして、ダ・ヴィンチコードにも取り上げられるレンヌ・ル・シャトーについても書かれていて、なかなか読みごたえがある。
が、丸まま書いてあることを信じない方が面白いと思う。
ノストラダムスの予言本に翻弄された世代なので、中見先生も、この失礼な注意書きも苦笑いしてくださるに違いない。
どちらにしても、私は、『最後の晩餐』のダ・ヴィンチコード的な謎とは違う説を歩んでいる。
それはともかく、レンヌ・ル・シャトーについての話は面白い。
この伝説については、桐生先生も、著作に載せていて、色々な先生の文章でお話を見るのは楽しい。
さて、レンヌ・ル・シャトー。
フランスの田舎の山奥の教会の物語である。
場所は、スペインとの国境に近く、
え?もしかして、アヴィニオンに近い?
と、言う事は、ノストラダムスの話を作るのに使えるのではっ(;゜ロ゜)
と、地図を見ながら欲に突き動かされて、私は調べてみた。
欲と言っても、この時、初めての連載を失敗し、七転八倒でなんとか完結しようとしていたところなので、少しは笑って許してほしいところだ。
レンヌ・ル・シャトーは、古代ケルト人とゆかりがあり、ローマ時代は鉱山や温泉保養地とかで賑わったりもしたらしい。
カタリ派とも関係があるらしく、
もしかした、秘密の文章がこの地区に…
ノストラダムスの予言の種をこの辺に埋めとこうか…( ̄ー ̄)
なんて、苦肉の策にしがみついたりしていた。
なんでも、カタリ派の財宝伝説があるそうで、ルパン三世のような物語を考えていた私には、夢が広がる地域には違いない。
が、このお宝、どうもソニエールと言う坊さんが先に見つけちゃったようで、その後、不自然な金の流れが彼の回りでおこっているらしい。
このレンヌ・ル・シャトーの教会には、私も書く予定の悪魔、アスモデウスの像があったり、なかなか興味と空想が耐えない場所である。
で、ソニエール、65才で亡くなっている。
1917年、1月17日、突然の脳卒中で。
この年月日を見た、茶色いノートの読者は既にお分かりだろう(って文をちょっと使ってみたかったのよね(*ノ▽ノ))
1917年。第一次世界大戦の終戦があり、(ダウト!1918年)
ポルトガルで、後に語り継がれる事になるマリアの予言があった年で、
ついでに、ふりまじんが初連載をなろうで始める100年前だったりする(^^ゞ
1917年。
なんだか、色々あった年だ。
ダ・ヴィンチについても、また、暇があったら書いてみようと思う。