作者、近代魔術を語る 25 北条
70年代二時間ドラマを作るべく、別枠まで作って独立させた北条。
そうだった、江戸川乱歩なんて新キャラ産み出してる場合じゃなかった。
そうともっ。私には北条と蘭子がいるんだった。
物語の外枠を作るなら、北条でやるべきだった。
いや、一度は考えた事がある。
メイガースが伯爵と言ってのける台詞を聞くまでは。
北条、メイガース、クローリーがハイランドで繋がり、なんか、本当にドキュメンタリー記事を書けそうな気がしていた。
ハイランドで繋がるこの話、もしかしたら、『ムーミステリー大賞』に応募できるかもしれないっ(゜o゜)/
なんて、馬鹿げたことを考えた一瞬もあった。
ムーミステリー大賞。
これは月刊ムーを購読していると、たまに紙面に掲載されていた公募である。
ドキュメンタリーを求められていたので、子供の私には一生縁が無いと思っていた。
田舎の少女の私には、かの有名な秘密結社の人物も、自称宇宙人のオッサンも、ジャーナリストの知り合いも居なかったからだ。
賞金100万円は魅力的だが、
なろうに掲載される公募より、数倍ハードルが高いのだ。
逆にいうなら、投稿する文章を書けるだけでも、自己満足を得られるとも言える。
そして、カテゴリー「その他」に足跡を残せるチャンスでもある。
久しぶりに昭和風味のムー的記事を読みたくもなり、北条についても考えたかった私は、本気でそんな記事を考えていた。
題だけだけど。
新解釈!メイザースの魔術の原点はハイランドにあった!!今明かされるシュメールと裏ダ・ヴィンチコード!!!
(*´∀`)♪あははっ。
なろうの題は長いと言うけど、ムーの記事も結構長くて、ビックリマーク炸裂していたなぁ。
まあ、この題名では記事は書けない。
まず、現在、ムーミステリー大賞の募集はないし、
北条の物語は1995年。
21世紀に出版された「ダ・ヴィンチコード」の裏ものなんてあり得ないのだ。
しかし、「ダ・ヴィンチの偽コード」を書いていたので、少しはダ・ヴィンチの内容を知っていた。
だから、テンプル騎士団の伝説を覚えていた。
彼らは、フランスを追われてイギリスに、
そう、スコットランドに逃げたとか記憶している。
聖杯伝説やら、ダビデの血族やら、イギリスもあれでなかなか伝説が沢山ある。
北条は…何を探していたのだろう?
今度は100年戦争エリアと近づくこの話。
物語として一人立ちしてほしいものだ。