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茶色いノート  作者: ふりまじん
近代魔術を語る
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マグレガー・メイザース

ああ、なんだかなぁ。


短く終わらせたかったのに、なんだか終わらない。

頭の中ではクローリーが西洋魔術を否定してる。

が、しかし、今まで、私の心の中で大魔術師だったクローリーが、まさかの西洋魔術否定派に変貌するとはなぁ…。


まあ、占いやら、まじないなんて、よく知らない世界だから、強い口調で自信満々に語られると、考えなしにその答えに沿うように話を作りがちだが、それを(くつがえ)して魔術を描くきっかけを貰ったことは有意義だったと思う。


考えれば、まともに魔術に向き合うなら、偽ホロスコープなんて作るわけは無いんだよなぁ。


例え、チャーチルに頼まれたとしても。


だって、本物の精霊をみたのなら、


死後の世界を体感できるなら、


聖霊や天使が、やってはいけないと言うことは守るだろうから。



魔術を辱しめ、間違いを記したホロスコープを撒き散らすなんて、違和感がある。


まあ、本当にチャーチルの魔術のプロデューサーなんてクローリーがしていたのかは分からないけど。


クローリーは、19世紀末に何を夢見て、20世紀に何を失望したのだろう?


それとも、本当に人間が神や天使を制御できるなんてクローリーは信じてたのだろうか?



謎はつきないけど、


それは、メイガースも同じだ。


私は、アスモデウスと沙羅の悲恋物語を作るために色々探しているわけで、


紀元前に何かがあり、西と東に別れる事になった、アスモデウスと沙羅。


それが、20世紀の日本で再会する物語を作るわけで、

その為には、クローリーか、メイガースに助けてもらわなければいけないのだ。



昔から、クローリーの方が人気があって、強いイメージを私は持っていたけれど、

いざ、自分が話を作るとなると、この辺りは懐疑的になる。


オカルティストとして、優秀だったのは、一体どちらなのか?


昔は、漫画や本に影響されてクローリーと答えたと思うが、

よくよく考えてみれば、メイガースの方が優秀なのかもしれない。


隠秘術(オカルト)なんだから、人の意識にのぼらず、より目立たない人物の方が勝っている気がしてきたからだ。


物語の世界でも、クローリーが登場するものの方が多いし魅力的だ。


メイガースを主役にして、ヒットを狙うのは、なかなか難しい。


考え方を変えれば、新世紀に魔術の秘密を暴露され、組織を解散させられたメイガースが、より強い魔術で、一般大衆から新しい組織と魔術を守った、なんて設定も可能だったりする。

そうなると、やってみたくなるじゃーないかっ。

メイガース主役の物語作り。


どちらにしても「術師アブラメリンの聖なる魔法の書」について考えなきゃいけないし。


私が、彼を語っても、やはりアクセス数に違いが出るものなのか…((o( ̄ー ̄)o))


まあ、緩くメイガースについても設定してみるか。


昔、メイガースとクローリーの魔術対決の物語を読んだ事がある。


あれ、それなりに楽しかったし。




さて、メイガース。


この物語では、アスモデウスが日本に行けるように橋渡しをしてもらう役割をもらう。


それが本物かは知らないが、「術師アブラメリンの聖なる魔法の書」は、近代ファンタジーの魔術に影響を与えたのは間違いないと思う。


私の持っている、スクラップブックのゲーティアの悪魔召喚の呪文(英文)の基礎を作ったのは、多分、彼に違いないと思うからだ。

私と、私のアスモデウスにとって、史実はあまり関係ない。


なんでもいいから、サラの魂を宿し、転生した日本人の沙羅と会えればいいのだから、

メイガースによって、英語に召喚魔術を変換する過程で、細工をするのだ。


まるで、プログラムにウイルスを潜り込ませるように。


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