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茶色いノート  作者: ふりまじん
近代魔術を語る
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作者、近代魔術を語る 13

賞金とフリマの事を考えたら、少し血の巡りが良くなってきた。


とりあえず、北条の話は現代劇になるので、カテゴリーが違うので、「脇役語り」の初めの辺りに移植する事にした。


が、一つ物語を減らしてみて、別の話が動き出す。

私は、「エストレリータ」と言うAIと人間の悲恋ものを書いたことがあるのだけれど、

この話は、作者に死なれて、中途半端な設定を、人工知能のミズキが、作者に見立てたAIと毎週水曜日に完成させようと話をする、無限ループの悲恋ものだ。


締め切り近くで、急いで書いたので、適当で、しかも、無茶苦茶なんだけれど、完結するまではそんな事は気にしている余裕はなかった。


が、読み返すと、残されたAIのミズキがかわいそうで、なんか、悲しくなったりするのだけれど、


ここに来て、シュメールとヒトラーと日本とマヤが、いい感じで繋がりだしたので、その流れにのせてこの始まらないSFについても少しづつ考えることにした。


まあ、そんな感じで話を始める。



エストレリータに、ヒトラーやナチスの雰囲気は特別必要なかった。


むしろ、邪魔な感じなのだが、

人間、頭は一つしかなく、

結局のところ、書いている他の作品に影響されて行くのだ。


12月当初、私はヒトラーやヘスについて調べていて、頭が混乱していたし、


珍しく感想がついていて、その感想に、ちょっと洒落たナイスなコメントをのせたくて格闘していた。


で、我が家の古本リストに未読だった矢追先生のナチスとUFOの本を見つけて取り置きしていた。


が、色々忙しくて読めないでいたから、そんなものがつい、ヒロインの春風の口からチョロッと漏れてしまったんだと思う(ーー;)

正直、昔から、ナチスとメキシコって、イメージが合わなくてこの組み合わせは苦手だった。


青いマイセンの皿に、真っ赤なトマトソースのトルティーヤをのっけるような、違和感がある。


これは個人の趣味の問題だ。


マイセンでトルティーヤを食べるのが好きな人もいるだろうし、


矢追先生のナチスの南米のUFO研究の話も、大好物の人の方が多いに違いない。


ただ、宇宙人も人間の捕獲に対しては、国柄や性質を見るのか、

アメリカ人は、車で走行中に上から激しい光を浴びせるのに対して、


メキシコ人には、セクシー美人でナンパしてくる捕獲方法を良く使うみたいだった。(少なくとも、私が読んだ体験談では。)


インターネットのない時代、

その真実や、編集者の思惑に、片寄った情報を見ていただけかもしれないが、

子供の私には、グレータイプの宇宙人に体を触られる恐怖を共感出来ても、


セクシー美人に化けた宇宙人に、フレンドリーに声をかけられて体を触られるメキシコ男性の恐怖に共感する事は難しかったからかもしれない。



そんなこんなで、どうも、武骨なドイツの軍人と、

陽気でフレンドリーに変身するメキシコの宇宙人が、上手くUFOの開発が出来たのか?どうしても理解できない。


それについては、そのうち、矢追先生に教えてもらうとして、


シュメールで繋がりだした物語は、

シュメールとマヤの意外な共通点を見つけることで、ナチスとマヤについても、私の頭の中で繋がり出してきていた。


「本当に怖いマヤの予言」イースト・プレスの発行したこの本から、私のナチスの話に新展開が訪れる。


私は、別の話でマヤの雨神を探していた。

で、この本で、その神様がチャックと言う名前だと知るわけなのだが、この本の、チャックの前のページに、ルドルフ・ヘスがヒトラーに心酔して行く一つのエピソードを見つけたのだ。



が、マヤ、ここでは関係はない。


1917年5月。それはポルトガルでおこった事件について書かれていた。


ファティマの予言。


こう言えば、ぐっと納得する人が出てくるかも知れない。


この年、ヨーロッパの田舎の村に聖母マリアが降臨し、無垢な子供たちにメッセージを伝えたのだ。


同じ年、ヒトラーは第一次世界大戦の戦場にいて、不思議な声に命を救われたと言うのだ。


この二つの関係ない話が、1917年と言う年で繋がった。


マリアの言う通り戦争が終わり、

ヨーロッパでは、確かに、不思議なものを信じる空気が流れているかもしれない。


そんな中で、同じ年、戦場から人ならざる者に命を救われたと言う、一人の男の話に、不思議好きのヘスは魅せられて行くのかもしれない。


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