作者、近代魔術を語る5
ルドルフ・ヘス
彼について調べながら、私は、昔の漫画や雑誌を思い出していた。
魔術師ヒトラー
このイメージを私に植え付けた何かの正体を知りたくなったのだ。
ヒトラーは魔術師、もしくは超能力者で
日本に転生すると予言した。
1999年彼は日本に生まれる。
なんで、そんな話になるのか、私も疑問ではあった。
だって、この人、ドイツとアーリア人が大好きで、
ユダヤ人が嫌いだったはず。
それなのに、なんで、アジアの片隅の日本人なんかになりたがるのか?
普通なら、金髪碧眼の、ヒムラーの夢に出てくるようなマッチョマンのチートキャラを目指すべきなのに、
戦前、丸眼鏡とチンチクリンの出っ歯のイメージで語られる日本人なんて、なんでなりたかったのか、子供心に謎だった。
当時の西洋ブームと少女漫画に憧れた日本人の私は、自分の鼻がもう少し高くなりたいと思いながら、ちょび髭のオジサンの見果てぬ夢に困惑するばかりだった。
でも、漫画の先生達がみんな書いてらっしゃるから、なんとなく、そうなんだと思っていた。
80年代。YMOの曲とか、西洋人の日本のイメージも好意的になっていて、ちょっと、いい気になっていたのかもしれない。
もしかして、日本人って格好いい!?
なんて(´ヘ`;)
この誤解が、21世紀に私を困惑させるなんて考えもしなかった。
この時点で、魔術師ヒトラーで記事を書こうと格闘した後がある。
が、上手くまとめられずに現在にいたる。
連休が終わるまでには、ゲッペルスとホロスコープ問題、完結したい。
年末の時点で、
始めの未完の作品
短編大賞用のSF
評価をもらい、続投決定に浮かれるレクスのヒロイン
100年戦争の奴等
ノストラダムスのお父さんとプロバンスの少女漫画
童話のお題目…まさかの森の動物たち
と、こんな話が頭を回り、他にも色々リアルな生活もあって、混乱していた。
だから、ヒトラーなんかに構ってられないわけだよ(`へ´*)ノ
知らないよ、そんなん。
森の仲間を何とかしなきゃ。
って、か、正月になる(>_<)
と、まあ、落ち着くまでにここまで来ちゃったわけで、ご免なさい<(_ _)>
まあ、そんなこんなで、書けなかったわけだけど、書かないからって話が無くなるわけではない。
とりあえず、クラーメルを、なんとかしなければいけないから、ルドルフ・ヘスを調べることにした。
で、この人がバイエルンの人で、
エジプトで生活したこともあるとか聞いて、100年戦争のジャン一世とバイエルンの奥さんやら、ジャンヌの故郷の話になんとか繋げようとしていた。
ルドルフ・ヘス。
この人もオカルト風味の話が好きらしかった。
私は、この人物とチャーチルのオカルト大作戦☆のアドバイザーのクロウリーを通じて、「術師アブラメリンの聖なる魔法の書」で近世とルネサンスが繋がることを発見。
もう少し調べてみることにする。
で、笑えるほどの偶然がここでおこるのだ。
ある古本との出会いが、私の昔の記憶の手がかりを教えてくれたのだ。
桐生操著「世にも恐ろしい世界史の迷宮」PHP研究所出版の本である。