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茶色いノート  作者: ふりまじん
ダ・ヴィンチの偽コード
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ダ・ヴィンチの偽コード4 テンプル騎士団の話

昔々の事です。キリスト教を信じる人たちは、聖地エルサレムへの巡礼で、悩みがありました。


ヨーロッパから遥か遠く、異教徒がいる国に行くのです。道中は長く、そして、危険なものでした。


信仰深い巡礼の人たちの道中を守る名乗りをあげた数人の騎士がいました。


彼らは、後に寺院(テンプル)騎士団と呼ばれる団体を作ります。


真面目で実直な彼らは、後に、巡礼者の大切な財産が悪者に奪われないように、お金を管理するようになりました。


そして、信頼され、彼らの働きに感銘した人たちが、財産を寄付すると、それを元手に手広く商売を始めるのです。


それは、大当たりし、気がつくと、フランス王にお金を貸すまでになったのです。



それをフランス王は、おもしろく感じていませんでした。


どうやって、奴等の財産を奪ってやろうか…


フランス王フィリップ四世は考えました。


そして、彼らに異端の罪を擦り付けることにします。



異端(いたん)とは、正統から外れた事で、キリスト教の場合、キリスト教では認められていない神様を信じる人達の事になります。当時のキリスト教の国では、特に悪魔を信じるものは、万死に値する悪いことだとされていました。


でも、テンプル騎士団を調べても、悪いことなんて見つかりません。


度重(たびかさ)なる十字軍の遠征(えんせい)


イギリスとの戦いで、フィリップ四世の金庫はお金がありません。


借金で首が回らなくなると、人は悪巧(わるだく)みをはじめます。


フィリップ四世は、当時、法王だったクレメンス五世を仲間に引き入れて、テンプル騎士団が、悪魔崇拝をしていると、罪をでっち上げたのです。



1307年。突然フランス全土のテンプル騎士団の騎士が投獄され、拷問の上、罪を擦り付けられ処刑される運命を背負わされるのでした。


騎士団最後の総長は、ジャック・ド・モレー。なろうでお話を作るなら、覚えておきたい、ファンタジー&オカルト界隈(かいわい)では有名な人です。



勿論、彼自身も伝説を残しています。


1314年フランスのシテ島で火炙りにされるとき、彼はローマ教皇とフランス王に呪いの言葉を吐き。


そのせいか、どうかは知りませんが、1314年クレメンス五世とフィリップ四世は、急死しています。


彼らの名誉が回復するのは、600年の月日を待たなければなりませんでした。

1907年。ちょうど600年後のその年にドイツ人の学者ハインリヒ・フィンケが無実を証明するその日まで。





と、まあ、長い話を書かせてもらいましたが、本編「ノストラダムスを知ってるかい」を中だるみをさせないためには…、で、説明をどこかでするなら、ここで私はしてみました。


歴史物は、細かい説明をどうするか、これが、問題になるわけで。


この辺をさらうだけでも、本編の記事の更新は遅れるんだよなぁ…


まあ、ブックマークもつかないし、まあ、ゆるゆるやるか。


あと、私が人生で学んだ大切なこと。それは、


立派な肩書きのハードカバーの本だろうと、


なろう底辺作家の怪しい話だろうと、


自分が使うときには、一度調べろ。って事だ。


Xファイルじゃないが、

「信じるな!」


と、言いたい。本当に騙されるから。




私は、今回はwikipediaの情報を中心にさらりと書いたけれど、検索ワードとして


テンプル騎士団


ジャック・ド・モレー


クレメンス5世


フィリップ四世


覚えておくと便利な年号として、


1307年。テンプル騎士団が、フランス王に捕まった年を書いておくわ。


テンプル騎士団が解散させられることにより、フリーメンソンやら、キャプテンキッドなどの海賊の物語に色がついてくるから。


あー、これだけでも長いのに…


これ、前座の話。



アヴィニョンが出てくるのは、ここからなんだよね…


フィリップ四世。ローマから、フランス、アヴィニョンに法王庁を動かしちゃうんだから。


で、そんな歴史のある町に、ノストラダムスのパパは住んでいて、働いているわけで…


多分、ミシェルが期待を胸に入学する頃は、まだ、教皇さまは、アヴィニョンにいらっしゃった…と、おもったな。(ダウト!その頃には、すでにローマに帰ってます。ごめんなさい。m(_ _)m)


ちょっと、しらべてくるわ。


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