ダ・ヴィンチの偽コード3。
アヴィニョン…。
よくは知らないが、何となく、胸騒ぎのするワードだ。
さあ、君も検索するといい。新しい物語が生まれるかもしれない…
なんて、頭のなかで誰かがナレーションしているけど、本当だろうか?
アヴィニョンの坊主…なんて台詞を思い出すけど、確か、法王庁が動いた事があったはずだ。
茶色いノートには、殴り書きの歴史の切れ端がのっている。
人生になんの役にもたたない無駄知識が、深い眠りから目覚めて私に囁く。
長い歴史のなかで、ローマから法王が居なくなった時代があった。
で、たしか、それはフランスで、
テンプル騎士団の呪いの物語が関わっていたはずだ。
面倒くさい話にならないかな…
私は、ボンヤリと、その土地がアヴィニョンだったような気がしてきた。
しかし、この時点では、私の関心はテンプル騎士団ではなく、法王庁と一緒に来ただろう本に気がいってたのだ。
なんと言っても、オープニングで、バーンと、作家ノストラダムスで推したのだ。
当時、ヨーロッパでは紙は貴重品で…(まあ、羊などの家畜の皮を使った羊皮紙が主流だったみたいだけど。)
長く書物を記録、保管していたのは、教会だった。
彼らは、聖書は勿論だけれど、他にも異教の書籍も集めていた…とか聞いたことがある。
この際、テンプル騎士団より、法王庁とその図書館かアヴィニョンに来ていたとしたら…
あの、世界的ベストセラー「ノストラダムス氏の予言集」の話を盛り上げる、素晴らしいエピソードじゃないか!
私はアヴィニョンを検索ワードにいれて、なにやら宝の地図を探し当てるそんなワクワク感を味わっていた。