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そうだ、恋をしよう!  作者: イチゴメロンパン
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校内案内2

読んでくださってありがとうございます!

前回の投稿までに読んでくださった方、気が付いたかもしれませんがプロローグを作りました!

今更ながらですいません・・・<m(_ _)m>

さてと、図書室はどこだ?


先生に配られた校内案内図を見ると、生徒玄関の上が図書室だ。

とりあえず階段を上る・・・


あ、ダメじゃん。

今上っているこの階段側からだと授業をしている2年生の教室の廊下を通らないといけなくなっちゃう。


流石に、先輩が授業中の教室の廊下を通る勇気がなかったので慌てて戻ると、生徒玄関側の階段を上った。


で、この突き当りの・・・あれだ!

入口のドアにはWELCOMEと英語で書かれた水色のプラカードが掛かっている。


ガラガラ・・・


電気は点いていない。

人の気配のなく、薄暗い中に、沢山の本棚と、ぎっしり詰まった本たち。


高校の図書室は、中学校までの図書室と違って広いし、何より参考書や、新書のコーナーが充実していそうだ。


でも、私が興味があるのは・・・


真っ直ぐ自分の好みのジャンルが置いてある棚に向かう。


うわぁ~すごい!


今までに読んだことがある物から、長いシリーズ物、あの有名な作者さんの本など、全て揃っていた。


「あっこれは!!」


小学校の時に大好きだったシリーズで、当時司書の先生が『あまりに冊数が多い』と全巻揃えてくれなかった本で、その続きがあった。

早速読む。


だってあと30分近くあるんだからいいよね。


私は夢中になってその本を読んだ。

どのくらいの時間だたったのだろうか?


ガラガラ!


勢いよくドアの開く音がして、「うっはー!ここが図書室かぁ、すげぇ。うわぁ、本がいっぱいある!!うわぁ!うわぁ!!」

という元気な男子の声がした。

きっと彼も私みたいな本好きなのだろう。

他にも話し声が聞こえることから、きっとグループで校内を回ってる途中ならしい。


足音から、その班は図書室に入ってきたようだったので、私は何となく隠れた。

理由は本当なら班で行動しないといけないから、見つかったら注意されると思ったからだ。

その班は、図書室にどんな本が置いてあるのかを説明すると「次は管理棟を見に行くよ!」という先輩に引き連れられて出て行った。


キーンコーンカーンコーン・・・


しばらくしてチャイムが鳴ったので、本を元に戻すと図書室を出た。

すると、ちょうどそこへ芹菜たちのグループが通りかかった。


「あ、祷じゃん。もう終わったの?先生なんか言ってた?うちら長引いちゃって・・・」(芹菜)


「あ、ん・・・ううん。何も・・・」(祷)


「そう良かった!・・・あ、そうだ。祷、この子、北原優子ちゃん。絵が上手いんだよ!」(芹菜)


「・・・よろしく~」(優子)


「よろしくお願いします。林祷です」


「あはは~。そんな固くなくていいのに~」(優子)



・・・優子ちゃんはなんだかすごくフワフワしたマイペースそうな女の子だね・・・


「・・・祷?そういえば、一人でどうしたの?」(芹菜)


ぎくっ!


「えにゃあ?何も?」(祷)


『えにゃあ』ってなんだよ『えにゃあ』って・・・


「うん?あっ!早く教室に戻った方がいいのかな?今何分?」(芹菜)


「そだね、えっとねぇ・・・22分」(優子)


「じゃあチャイムが鳴ったのは、15分かな?」(芹菜)


「そうじゃない?だとしたら、3時間目が始まるのは多分25分だ!」(祷)


「あぁ、やばい!?早く戻ろ」(芹菜)


「「うん!」」


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