SHR(2日目)
さて、午後のSHRの時間。
「きりーつ!これから午後のSHRを始めます。お願いしまーす!」
「「「「おねがーいしまーす!」」」」
今日の日直の磯井君が号令をかける。
ちょっとチャラい子だからそれにつられて全体もそんな感じだ。
・・・・・なんか面白い・・・
「えー、皆!今日はどうだった?学校の雰囲気には慣れてきた?」(青城)
青城先生の問いかけに、飯島君やその他のチャラい男子が元気よく答える。
「せんせー、なんか英語が2個あるんだってー!俺ヤダー!!」
「そうか。でも、2個あるってことは英語が大事だってことなんだぞぉ!!」
「「「はーい!」」」
「素直でよろしい!では、まず学級通信を配ります!」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
平成××(20××)年度 N県K市高等学校 1年4組 学級通信
鋼鉄の精神
No.3/April.7/General Manager “帝國最期のサムライ”アオキ@アツシ
人生、最初で最後のインフルエンザ
ことの始まりは先週、4月2日(日)。体調の異変を感ずる。「あれッ?ヤバイ……。なんか、風邪ひいたかもしれん……。」と思った。が、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
が、これだけは云っておくぜ。ワシ、インフルエンザは29年間の人生で“初”やでッ!それまで、学校現場でどんなにインフルエンザが蔓延しようとも、学級閉鎖、学年閉鎖になろうとも、1回もかかったことはないんやでッ!!それどころか、2002年~2010年の8年間、1回も風邪すら引くこともなく生徒や同僚の教員から“免疫の天才”と祟め奉られていた帝国最期のサムライ、アオキ@アツシ様なのですぞッ(笑)!!!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★じつは、まだ完治っぽくないんだよ……。ホントはもっとひどい病気だったら、どないしまひょ?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・・・・・・・・あれ、この先生まだ20代なの?てっきり35くらいだと思ってわ。
「はい。えー、じゃあ、それはまた各自で読んでおいてください!それで、明日は、1,2,3,4時間目までやった後、LHRという時間があります。そこでは、まぁ・・・クラスごと色々やりますが、たぶんどこのクラスも委員会とか掛決めなんかをやるんじゃないかな?でも、たぶんまた時間が余るので、そしたらこの紙をかいてもらいます!」(青城)
「「何書くの~?」」
前の方の席の女子達が聞いた。
「あ、この紙?えっとね、この紙には各自プロフィールをかいてもらいます!書くことは、ニックネームとか、出身中学、趣味、特技などで、また書いたやつを集めてこの学級通信の裏面に印刷していこうと思います。ので、書くことを決めといてね~。はい。何か連絡とかありますか?・・・・・・あ、無いね。じゃあ、明日から授業の始まる教科が多いと思います。頑張ってください!!号令!」
「きり~つ、これで午後のSHRを終わります、礼。」
「は~い!今日も掃除よろしくね~!」(青城)