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死神

健太は、可愛がっていた


飼い犬シーちゃんを


事故で失い


失意のどん底にいた


健太にとって


一番大切なものを失い


精神的に不安定な


状態になっていた所


幼なじみの友紀が


健太の支えになって


いたのだが・・・事態は


急展開していく

シーちゃんを


失ってから一週間が


経とうとしていた。


もう、涙も枯れ果てたよ


そう呟いてみたが


はやり涙が、頬をつたわる


そんな健太の前に


幼なじみの友紀が


何も言わず、寄り添ってくれる


健太には、それがどれほど


心強かった事か


女性の強さ、優しさ


健太は正直に嬉しかった。


友紀とは、もう幼稚園からの付き合いだが


恋愛感情は、お互いに無く


兄弟の様な感じだった。


家もお互い商売をしていて


親同士も仲が良かった


お互い一人っ子だったのもあり


近所から、兄弟と言われても


不思議ではないくらい


いつも一緒にいた。


友紀は俺を気遣い


花火大会に誘ってくれた


最初は、断っていた健太だが


悲しい出来事も時間が経つにつれ


健太の中から薄れていった。


時間が解決してくれる


この言葉は、本当にその通りで


いつまで悲しんでも


過去は戻らない


それなら、俺を支えてくれた


友紀の為にも、明るく振舞おう


そう健太は心に思っていた。


花火大会は、本当に楽しく


久しぶりに、心から笑顔になって


笑っている自分がいた。


こんな時間がいつまでも


続けば良いな


そう健太は思っていた。


つかの間の幸せは


長く続かない


友紀にあんな事が起きるとは

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