命とは何か
毎日何かしら事件、事故
暗いニュースを目にする
人は何の為に生まれてきたのか
人は何故、生きなければ
ならないのか
幸せとは・・・
生きる意味を考える
小説となっております。
時代の設定は、日本が好景気から
転落したバブル終焉の時代設定です。
おいらは楽天家だ
そんなおいらでも後悔した事はたくさんある。
その中でも、悲しい事件があったので、おいら自身が 忘れない為にも、書こうと思います。
おいらが19歳の時おいらの住んでいる近所にジョンって犬がいて、 何故か夜中になると 一匹でフラフラしていた。
飼い主もそばにいず リードもついてないので野放しで飼っていたんだと思う。
そんなジョンをおいらは友達と追いかけて遊んでいた。
事件が起こった当日も やっぱりジョンは、野良犬みたいに フラフラしながら、散歩している。
もちろん一匹で おいらはジョンを見つけると友達にこう言った
今日はジョンを捕まえるまで追いかけよう!!それが、あんなに悲しい事になるなんて。
犬のジョンに向かっておいら達は走り始めた
おいら達に追い掛けられジョンは走りながら逃げるのだがその日に限り、ジョンは道路側に走り始めた
そして・・・そこへ一台のトラックが!!ジョンはそのトラックに跳ねられ道路脇まで飛ばされてしまった。
呆然とするおいら達、ジョンはまだ生きてたが、悲しいそうな声をあげ泣いている
その声が静まり返った住宅街に響いていた。
ジョンを轢いたトラックはそのまま止まる事もなく走り去ってしまった。
おいら達は、ジョンのもとへジョンが苦しんでいるのを見ても何をしてやればよいのか分からず
ただ男数人で立ち尽くしているだけだった。
そこへ、一人の酔っ払いが通りすがり、ジョンを見るなり、こりゃだめだ!!
足が折れているだけじゃないな、内臓もやられている助からないよこの犬。
そう言って、近くにある公衆電話から電話を掛け始めたのだ。
電話の相手は、知り合いなのだろう夜中だと言うのに、親しげに電話で話しながら
ジョンの事を明確に説明している。たぶん知り合いの獣医師なのだろう、おいらの勘は当たり
30分ほどで、獣医師は現場に到着し、ジョンの容態を確認しおいらに話しかけてきた。
この犬の飼い主さんかな? おいらは最初言葉が出なかったが、落ち着きながら、事の説明を始めた。
事の成り行きが分かった獣医師は、ジョンを自分の車に乗せ、おいらに最後こう言ってきた。
君のした事にも責任があるんだから必ず飼い主を見つけてちゃんと説明するんだよ。
飼い主が見つかったらここへ電話しなさい。そう言って、ジョンを連れて獣医師は帰って行った。
おいらの友達達はそんなのほっとけば良いんだよって、言ってたが
おいらにはどうしてもそれが出来ず、後日、飼い主を探す事になった。




