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大人になっても

作者: 粒 四季
掲載日:2025/10/13






「もしもーし、こんばんは」




「こんばんは」




「起きてました?」




「寝ようとしてました」




「それはごめんね。

こんな時間に寝るってことは明日早いの?」




「いえ、別に早くないですけど。っていいますか、電話をかける前に時計を見ました?もう2時なんですけれど、」




「あっ、ホントだ。時計今みた。」




「ちゃんと見てから電話してください」




「だって声を聞きたくなったから」




「…何を言ってるんですか。浮かれた大学生時代はもう終わりましたよ」




「今から何年前だっけ?」





「もう、4年くらいです」




「そんなにたつんだ。時は過ぎるのは速いねぇ」




「そうですね、本当に速いです。ところで、何か用でもあったのですか?」




「いやいや。あのね」




「うん。何でしょう?」




「僕らはもう27歳になりました」






「はい」






「仕事もちゃんと波にのって順調です」







「はい、それはとてもいいですね」







「でも、時に想うんですけど、」




「はい」





「僕らのあの純情だった頃の淡い恋心はどこに行ってしまったのかと」








「あはは、はい」







「それで、せっかくいいお歳になったので、純情で鮮やかな大人の恋を探しに行こうと」







「うんうん」







「レストランも予約して、スケジュールも空けました。あとは相手を探すだけです」






「あらまあ、そうなんですか」







「どうせ恋をするなら、学生時代に恋した人がいいなあと思いまして」





「はい」






「君に決めました。明日の夜、僕と一緒に夕食はいかが?」






【大人になっても】









「よ、よろこんで」






恋をするならやっぱり君がいい(2025.10.13再掲)

ずっと前に書いていた個人サイトからこちらに再掲しました

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