5わ.ちからをあわせて②
「おーい ハズレスキルさーん」
たくさんの まものが こやに やってきました。
「おれたち みんな ハズレスキルさんを てつだいに きたんだ」
「ありがとう。 これだけ いれば あっというまに おわりそうね」
ハズレスキルさんは とても うれしい きもちに なりました。
「さあ! こやを なおすぞ!」
「えいえい おー!」
ひとりでは できないことも みんなで ちからと スキルを あわせると できるように なります。
みんな ハズレスキルさんのために いっしょうけんめい がんばりました。
ハズレスキルさんも みんなに まけないくらい いっしょうけんめい がんばりました。
「のどが かわいたら がまんしないで みずを のんでね」
「ぼく のどが かわいてないもーん」
「それでも のまないと いけないんだよ。 みずは いきものに とっても たいせつなのさ」
「はーい!」
もりの おいしくて きれいな みずを のむと げんきが でてきました。
「まだまだ がんばるぞ!」
こやの しゅうりをするのは みんな はじめての ことでした。
じょうずに できない ところも ありました。
それでも あきらめずに ちょうせんします。
にがてなことを たすけあいながら すこしずつ なおして いきました。
「よし かんせいだ!」
ボロボロだった こやは すっかり きれいに なりました。
こやの なかには あたらしく つくった いすと つくえが おいて あります。
「みんな きょうは ありがとう! おつかれさま!」