4わ.ちからをあわせて①
つぎのひの あさに なりました。
ハズレスキルさんは あさごはんを たべてから こやの そうじを はじめました。
まずは こわれている いすと つくえを こやの そとに だそうと しました。
「うんしょ うんしょ」
ハズレスキルさんは いすを もちあげて こやの そとに はこびました。
しかし つくえは おおきくて おもたいので もちあげることが できませんでした。
「おはよう ハズレスキルさん」
チートスキルくんが やってきました。
「ここが ハズレスキルさんの おうち?」
「すごく ちらかって いるなあ」
ゴブリンちゃんと スライムくんも いっしょです。
「だから これから そうじや しゅうりを するのさ。 なにか こまっている ことは ある?」
「なかにある つくえが おもくて はこべないの」
ハズレスキルさんが いうと ゴブリンちゃんが てをあげました。
「それなら 【ちからもち】スキルを もっている わたしが はこぶわ」
ゴブリンちゃんは こやの なかに はいって つくえを もちあげました。
「よいしょ よいしょ」
あっというまに つくえを こやの そとに はこびました。
「ありがとう ゴブリンちゃん」
「どういたしまして」
そのあとは 4にんで ゆかの つちと いしと はっぱを こやの そとに だしました。
「よーし。 しあげは おいらに まかせて」
スライムくんが からだを ゆかに びろーんと ひろげました。
「なにを しているの?」
「おいらの 【おそうじ】スキルで ちいさな すなつぶを とったり よごれを おとしているのさ」
「まあ とても べんりな スキルね」
スライムくんの おかげで ゆがが ピカピカに なりました。