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乗馬していたら突然現れたその人は?

皇后の愛と復讐と…それは 全てはこの日の為に

外伝

描けなかった所をその後のもう一つの物語にしてみました。

こんにちは

お初めての方も、知ってるよという方も。

シャルル・アルベール・ディア・フォルディスです。 


ご存知の方もそうでない方も僕の紹介をまずしますね。

僕はフェレイデン帝国の元皇太子ヴィクトール・ディア・フォルディスと帝国の女将軍アレキサンドリア・ディア・フォルディスの長男として誕生しました。


元皇太子のお父様はお母様が皇太子妃になじめずいるのをおもんばかって叔父様にその地位を丸投げしちゃったのね。


あ!そこんとこは「兄様!皇太子を辞退するなんてする過ぎます。」のなろうで愛読ください。



で叔父様がつくはずだったフォルディス大公家を擁立したんです。


僕もいずれはフォルディス大公になります。

大公家としては父は初代です領地が豊かで何もしなくても優雅に暮らせます。

だからといって何もしない事はありませんが。 


ただうちは面倒くさいお父様のお陰でいろいろ騒がしいです。


お父様はお母様を好き過ぎてストーカーが過ぎるのです。

物心つく頃にはお母様への干渉は半端なくストーカー行為は止む事はありません。


そんな両親を見て育った私と姉のフロレンティーヌは幼い頃からドン引きで。

ウルトラクールな性格になってしまいました。


並みいる令息令嬢をこてんぱにふり続けた結果、ついたあだ名が「氷の姉弟」好きに言ってください。

って、感じです。



姉はそうそうに結婚願望を捨てて学問命で、勉学に勤しんできます。


僕も領地を経営しないといけないので、皇室専用教育院を卒業後に帝国大学院経営を学んでおります。

正直恋愛には興味ありません。

結婚はしますが、お互いルールを守ったクールな関係を希望しています。


挿絵(By みてみん)

今日は大学院が夏の休暇中なので、久しぶりに愛馬カイゼリンに乗って草原を駆け抜けています。


フォルディス領地にあるタルサナの平原は乗馬と狩りにはもってこいの場所です。


青い空に草の香りがまじって吹く風がきもちいいったら。


はぁずっと走っていたい。


この子は珍しいグレーの子で、めっちゃくちゃプライドが高い賢い女の子です。

乗り手を選びすぎて嫌いな相手には絶対に乗せません。

僕には子馬の時から甲斐甲斐しくお世話をしているのでいい子ちゃんですが。


いやな相手には足キックして何人病院送りにした事か。



でもそんな僕だけにデレるツンデレ系にキュンとなりますよね。


よしよし。

さっ気持ちいい最高の乗馬です。



丁度全速力で駆け抜けた時でした。

僕の右横にシャア!っとシャッ!と影のような黒い物体らしい何かが通り過ぎたと思ったら。


ライゼリンが

「ヒッヒ〜ンーー」と鳴いた。


さらにトップスピードでその黒い物に向かって全速力で走っていくではありませんか!!


手綱を引こうにもガン無視です!


「ライゼリンが!ライゼリン落ち着いて!

ライゼリン」


まじな無視なやつですこれ。

身体を小さくして手綱も短く持って振り落とされないように前傾姿勢。

スピードが強烈に感じる風がここで落ちたら死ぬと言っています。ライゼリンにしがみつきます。

絶対に落ちる訳にはいきません。


なんとか前方を見るとその黒い物体はどうやら黒馬のようです。

誰か乗ってます。


あ!えぇ〜


馬の蹄の音で相手も追っているのがわかってるはずですが。

何で止まってくれ!

って思ってたらその黒馬急に速度を落としだして。

あっという間に横に並び始めた。


おいおい

え……あいた口が閉じない。


えっえっ女性??



ちょっとこの速度で女性が乗馬!


じゃないか?あ!と、思ったらいきなり手綱を引いて少し速度を下げた後、ライゼリンが油断して速度を落とし瞬間を見計らいいきなりトップスピードでライゼリンの前を横切った瞬間!


「ちょっと邪魔しないで!」


その一言を言い残して風の様なスビードで森の中に入っていった。


何なんだ??



「ちょっと…ちょっと邪魔しないでぇ??」


なんだ〜〜それ??誰君は??





ライゼリンがその馬にトンズラかまされた後に少しずつ速度を落として止まった後、急に動かなくなってしまいました!

ライゼリン!ライゼリン??ライゼリン〜


とりあえずライゼリンから降りて顔に近付いて頭を撫でようとした時だった。


「ヒッヒツヒィ〜〜」


雄叫びで鳴いた後、左右に首を何度も振ったかと思ったら前足を高く上げて。

一目散に来た道を駆け走ってしまった?!


もぅライゼリン〜〜何で僕を置いていくの?

ライゼリン〜〜(泣く)


とぼとぼと来た道を別荘に帰る頃には夕暮れ時になってしまった。


ライゼリンが一頭だけで帰ったものだから、屋敷の執事や召使いはバタバタと騒がしそうだった。


「大公子殿下!」

執事が汗だくで、僕を見つけて走ってくる。


「今探しにいこうと。

 ライゼリンだけが帰ってくるので。

 心配で心配で。何があったんですか?」


事情は詳しくいわないほうがいいよね。

ここでライゼリンのプライドをさらに折っても可愛そうだし。

バレたらライゼリンをどうにかされたら困るからね。


「いゃ。えぇ〜と。

 ちょっと歩きたくて」


道に迷いそうで、そればかり気にして理由を考える余裕がなかった。


「なんかお腹すいたよ。軽食でもお願い」

すぐに、話を変える。

執事がその時に焦ったように話し始めた。


「あ!

 先ほど大公殿下から文が届き。

 忘れてしまう所でした。」


執事から丸まれた筒状の文を受け取る。


リボンをとり広げた。


「アルベール

 そこで皇帝陛下の客人をもてなす事になった

 御前に陛下は客人をもてなすようにという皇命   

 だ。心を尽くしてもてなすように

                       フォルディス大公」


はあぁ??

この状況で?!

この文書正式なやつ。拒否出来ないやつ。

頭を抱える。



次は客人訪問します。


ブックマークありがとうございます。

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