第38話〜お礼とお願い(其之弐)〜
今回の、お話は第38話〜お礼とお願い(其之弐)〜です。
それではお楽しみください。
「3人に来てもらったのは、お礼とお願いをするためなの」「「「はぃ???」」」と、唐突にそんなことを言われた。
そんな僕たちの状況など、お構いなしだと言わんばかりにユウナ様は話を続ける。
「まずはお礼から、コウヤ君、アキラ君、ホノカさん、マール島での、尖玩奴隷施設の発見及び壊滅させてくれてありがとう。実はここだけの話、わたし達君臨者も、この事件について、調べていたのだけれど連中共ちっとも尻尾をつかませてくれなかったのよね」「いえ、それに関しては、僕の個人的な理由もありますから…結局大本にも逃げられちゃったし…ユウナ様に、感謝される筋合いはないです。」と感謝を否定すると、「ふふっ謙虚なのね…嫌いじゃないわ。でも、それだけのことをあなた達はしてくれたの。それに過ぎた謙虚は、嫌味になるわよ」と諭されてしまった。
話題を変えるついでに、先ほどの会話について、少し気になった事があったのでさりげなく聞いてみた。
「それにしても尖玩使役者が、事件の捜査なんてやるんですね」「尖玩が事件に関わっている場合に限ってだけどね。とは言え人格や実力に問題なければだから一部の挑戦者と、君臨者に尖玩ギルドが、依頼という形でカクガンキャプチャーに通知がくるの。まぁ受けるか受けないかは個人の自由なんだけど、皆報酬目当ての小遣い稼ぎ程度で参加してるって感じかな」「「「へぇ」」」「そしてお願いについてなんだけど…この尖玩についてなの」と言って、ユウナ様は、1体の、尖玩を尖玩発射する。
フィルルルルル…バイーン
という効果音が響いて、その尖玩が現れた。
「まさかこいつって…閃光の姫騎士か?」僕より先に、アキラが反応した。
その姿は、腰の辺りまで伸びた茶髪のポニーテール、所々紅い線が入った白いスカート、腰には特徴的な細剣。
間違いない。
ユウナ様の、唯一無二の相棒だと言われた閃光之姫騎士ことソフィアーヌであった。
「そうねあなたたちも知っているとは、思うけど一応紹介させてね。彼女はソフィアーヌ。姫騎士型で、光族性の尖玩よ」「うん、それはもちろん知っているが、それがお願いと、どう関係するんですか?」「あなたたちへのお願いというのが、彼女の尖玩使役者になってあげて欲しいの」「「「はぃ???」」」
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次回は第39話〜色々ビックリ(其之参)〜を、投稿予定です。
それでは、次回もお楽しみに!




