第37話〜尖玩王との出会い(其之壱)〜
今回の、お話は第37話〜尖玩王との出会い(其之壱)〜です。
それではお楽しみください。
あれから僕達は、バスに乗って、ワカナハ空港に到着した。
バスの中では、先生から「コウヤ君もう少し早く登校してください」と、注意されたり、ホノカに「心配してたんだから!」と、言われて、腕にしがみつかれたりと、もう散々だった。
バスから、降りた僕は、「あ゙ー疲れたー」と、呟いて小さくため息をこぼす。
{これハ、全部コウヤの事項自得なノではなクて?}と、呆れた様なチェリーナの声が聞こえる。
そこへ、アキラが、ひょっこり現れ「そういえば今日の尖玩は、ユカリンねぇちゃんじゃなくて、チェリーナねぇちゃんなんだな」と、言ってきた。
そこへ{あラ?ごキげンようアキラ}「ようチェリーナねぇちゃん」さもあたりまえかのように、アキラと、チェリーナが、さらっと挨拶を交わす。
「んで?ここで、お2人(?)さんは、なにを喋ってたんだ?」と、アキラに聞かれたので、僕は、アキラに、これまでのことを話した。
「そりゃ、お前の自業自得だろ」「それを言われちゃうと、もう何も言えない…」「そんなことより俺たちこれからどうすんだ?」と、アキラに聞かれたので、「今から僕たちは、飛行機に乗ってヤマトの中央都市アキバに向かう、そして、そこにあるヤマト尖玩ギルド本部の見学、その後ホテルに行って自由行動って感じかな」と、僕は、修学旅行のしおりを見ながら答えた。
「じゃあ飛行機の手配してる間俺たち暇だからさ、散歩しようぜ」と言ってアキラは、1人で、駆けて行ってしまった。
残された僕は、1人立ち尽くしていた。
~15分後~
「おーいコウヤ!!」アキラが、駆け足で戻ってきた。
「全く、どこまで行ってたんだよ、もうすぐ飛行機乗るぞ!」「だーごめんごめん。ってそんなことより、今すげー奴を見たんだ」「はぁ?誰だよ」「聞いて驚け!なんと”現尖玩王のユウナ様”だ!」「ふーん…はぁ!?」「お!ナイス驚きっぷり!」驚かないはずがない。
ユウナ様が、ヤマトの出身なのは、知っていたが、ヤマトの中でも、辺境のワカナハの街に、一体何の用なんだろう?。
そんな事を、考えていると、先生から集合が掛かった。
そこへ行ってみると、先生とユウナ様が、何か喋っている。
「なぁ先生と喋ってるのって…」「あぁ間違いない、現尖玩王の」「キャーユウナ様よ」「なんで、あの方が此処に?」
〜ざわざわざわ〜
「みなさん静かにしてください」「まぁまぁ先生、挨拶し忘れていたわたしにも、非はあるのですから」「まずは、自己紹介からしましょうか…とは言っても、皆さんもう知っていると思いますが…わたしは、壱伍弐捌代尖玩王の、ユウナです。今回は、皆さんの案内人として、参加します。よろしくお願いしますね」と、ユウナ様が、自己紹介をしてくれた。
すると、生徒たちから歓喜と歓声の声が上がった。
「皆さん静かにしてください…」と先生が言ったことで、みんなも静まり返った。
そして、どういうわけか、僕と、アキラと、ホノカに、個別で話がしたいと言われ、ユウナ様について行った。
「急に呼び出してしまってごめんなさいね。」「いえいえ、それは全然大丈夫ですが…一体僕たちに何の用で?」「3人に来てもらったのは、お礼とお願いをするためなの」「「「はぃ???」」」
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次回は第38話〜お礼とお願い(其之弐)〜を、投稿予定です。
それでは、次回もお楽しみに!




