第35話~真夜中の散歩~
今回の、お話は第35話〜真夜中の散歩〜です。
それではお楽しみください。
「水筒…よし、着替え…よし、しおり…よし、」チェリーナの、修学旅行参加の宣言を聞いてから、早くも2週間が経った。
明日はいよいよ修学旅行。
僕は、修学旅行のしおりを見ながら準備を進めていた。
一方その頃チェリーナは意気揚々とこの2週間、ユカリンに、家事の方法などを叩き込んでいた。
{これナら私も、安心しテ行けまスわ。私がいナい間のコとハお願いシますわネ。ユカリーナ}{えぇ任せトいて、そっチも気ヲ付けテねチェリーナ}{愚問でスわ}と、言いながらお互いに握手を交わしていた。
「よし、明日の準備できた。」「明日も早いじゃろ、準備も終わったんならとっとと寝んさい」「はーい、わかったよじいちゃん」じいちゃんに返事をして、僕は、ヒューリーとリリィのディスクを隣に置いて布団に入り瞼を閉じた。
〜30分後〜
どうしよう。
明日が楽しみすぎて瞼を閉じても全く寝れる気配がない。
寝ようと思えば思うほど、目が冴えてくる。
なのでまだ隣で寝ている、尖玩達の、ディスクを持って、少し散歩に行くことにした。
家から出て少し経った頃、寝ていたリリィが、目を覚ました。
{うユ?…ここドこー?}「あーごめんリリィ、起こしちゃった?」{あウ?…にぃに?どシたのー?}「ごめんねリリィ、僕が眠れなかったから、散歩しているところだよ」{オ散歩?}「そうお散歩」{アタシもお散歩スる!}とリリィが、言うと突然
フュルルルルル…バイーン
という効果音がなり、{ばァ!}と言いながらリリィが、現れた。
「リリィは、ディスクのままでいいんだよ?」と僕が聞くと{ヤー!。にぃにト、お散歩すルの!}と、リリィは、駄々をこねるように、反論してきた。
「…分かったよもう好きにしてくれ!」と、僕が折れると、{?…分かッタ、好き二する♪}と言って、僕の隣に来て一緒に歩き出した。
〜15分後〜
「もうすぐ家に帰るよ」{?…なんデ?まだちょットしか歩イてナいよ?}リリィの、疑問に対して僕は、「もうそろそろ寝ないと、明日起きれなくなりそうだし…修学旅行に遅刻したら移動のバスに乗り遅れちゃうよ」と説明する。
するとリリィが、{!…アタシも、そろソろ眠いヨー}と、あくびのふりをしながらこっちをチラチラ見てくる。
「しょうがないなーリリィは、戻って!」{うン!}
シュルルルルル…ウィーン
という効果音が響いて、リリィは、ディスク状態に戻った。
僕はそれを拾い上げて、足早に帰路に着き、家のベッドに、潜り目を閉じた。
今度は少し運動したからか、すんなりと寝ることができた。
今回のお話はいかがでしたか?
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来月は、土曜日が5回あるので、9日と、23日に投稿しようと思います。
次回は第36話〜遅刻の危機〜を、投稿予定です。
それでは、次回もお楽しみに!




