第34話〜修学旅行の前準備〜
今回から、第3章~地下迷宮での冒険~の、第34話〜修学旅行の前準備〜です。
それではお楽しみください。
2学期の始業式から、2ヶ月の月日が流れて、運動会が終わったばかりだが、僕の頭の中は、修学旅行の、ことで、頭がいっぱいだった。
修学旅行とは、1年に1度、5年生が行く泊まりがけの、校外学習だ。
行く場所は、毎年異なるが、今年は、ヤマト国内でも有名な、尖玩の、研究施設に行くらしい。
何でも、半年ほど前に、僕が、尖玩を、進化させていることから、その体験話を聞きたいらしい。
そんなこと言われても、僕から話せることなんて特に何もないんだがな…まあそんなことはさておき、そんなわけで今、僕は、先生から修学旅行のしおりをもらって目を通していた。
「ようやく来たぞ!修学旅行」前の席にいる。
アキラが、意気揚々と行った感じに後ろに振り返りそんなことを僕たちに言ってきた。
「楽しみなのは否定しないがあまりはしゃぎすぎて当日体壊すなよ」と僕は釘を刺しておく。
「分かってるって、と言うか、一番楽しみなのはお前なんじゃないか?コウヤ」とアキラが、そんなことを聞いてくる。
「まぁ、そうだね」と、僕は答える。
「やっぱりそうだ、声には出てないけど表情を見ればどれだけ楽しみなのかわかる長年の幼馴染み、舐めるなよ」と、なぜかアキラが、威張ったようにそんなことを言い出した。
「なんで、コウヤ君のことで、アキラ君が、威張ってるの?」「さぁ?」それまで黙って僕たちの話を聞いていたホノカが、急に話に入ってきた。
それは、僕も分からん。
まぁそんなこんなで、僕達は、雑談に華を咲かせるのだった。
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{私、修学旅行二行きたイでスわ!!}「「え?…えーーーーーーーー!!!」」僕は、家に帰って来るなり、チェリーナの宣言にじいちゃんと、驚き絶叫していた。
「そ…それは、本気なのか?」{えェ…私は、本気デすわ。そレとモ何かオ嫌な理由デもあルんですノ?}「だってお前がいない間、誰がここの家事をするんだよ」{ソ…そレハ…そウ、ユカリーナに任セレば万事解決ですワ}「そもそもの話、何故故にそんなに、修学旅行というものに、こだわる必要があるのじゃ?」{それハ…内緒ですワ}「お主がワシの下でこんな我が儘を、言える様になるとはな、それにお主のことじゃ何かしらの思惑あっての事じゃろう、のぉ?チェリーナ?」{左様デ、ござイマすわ}「よし分かったのじゃ。チェリーナ、お主の修学旅行行きをここに決定する」とじいちゃんが言った事で、チェリーナが修学旅行に、同行することが決定した。
今回のお話はいかがでしたか?
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次回は第35話〜真夜中の散歩〜を、投稿予定です。
それでは、次回もお楽しみに!




