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尖玩[KAKUGAN]ファイターブローラーズ  作者: KOUYA
第2章〜満喫!夏休み〜
35/47

第32話〜ルピシアン〜

今回の、お話は第32話〜ルピシアン〜です。

前回同様 アキラ視点で、物語が進行します。

それではお楽しみください。

アキラ視点


あれから5分後、姉ちゃん(アオイ)が収まったみたいなので、(アキラ)は、足元に落ちている尖玩(カクガン)を、拾って姉ちゃん(アオイ)達に見せる。

「見てみて姉ちゃん!新しい尖玩(カクガン)」「一体どんな尖玩(カクガン)なのかしら?」「わかんない…気づいたら俺の足元に落ちてた、」「そう、じゃあアキラ、今からその尖玩(カクガン)尖玩発射(ブロー)してみてよ」「うん、分かった」そう言って(アキラ)は、手の中にある尖玩(カクガン)尖玩発射(ブロー)する。


フィルルルルル…バイーン


という音が辺り一帯に響き、狼のような、耳としっぽが生えた、壮年の男性のような、尖玩(カクガン)が現れた。

その尖玩(カクガン)は、(アキラ)たちを見た瞬間に、恭しく一礼をして、{こレハこれは皆様、初めまシて…私、人狼型尖玩(カクガン)のルピシアンと申しマス。以後お見知りおキくだサいまセ}と、敬語で言ってきた。

「あぁ俺はアキラ、こっちは俺の相棒(パートナー)尖玩(カクガン)のラース!」{ウム…よろしク頼ム}「私はアオイ、そして相棒(パートナー)尖玩(カクガン)のアクアロスよ」{アァ…よろシくナ}とそれぞれ、挨拶をしていく。

{アキラ様に、アオイ様、ラース殿、アクアロス殿、ですネ。よろしクお願イいたしマス}と、また一礼をするルピシアン。

人狼型と言っていたから、もっと狼男っぽい性格かと思っていたが意外だ。

というのが、(アキラ)のルピシアンへの第一印象だ。

{アキラ様、無礼を承知ノ上デお願いガありマス}自己紹介が1段落したところで、ルピシアンが、切り出した。

「何だ?」{私ヲ、貴方様ノ配下に、加えさセて下さイ}と、言うと、綺麗に土下座をした。

「頭を上げてくれルピシアン!…だぁーもう分かったよ!今日からお前は、俺の相棒(パートナー)だこれからよろしくなルピシアン!」少し投げやりだったが…(アキラ)は、ルピシアンに宣言した。

{!…ありがトうござイます。でハこれかラ誠心誠意、貴方様ノ下で、仕えサせてイただキます}と、ルピシアンも宣言した。

ルピシアンが落ち着いた頃、(アキラ)はルピシアンにこう言った。

「なあ、ルピシアンお前の力俺たちに見せてくれないか?」{よろしノのですカ?では、ラース殿、アクアロス殿、一戦お相手お願いデきまスかな?}{ホう…よかろウ!}{ルピシアン!貴様ノ力がどレほどノものか、我ラが見極メてやろウではナいか!}「いいのか?ルピシアン」2対1では、さすがに分が悪いと思い、(アキラ)は、ルピシアンに問いかけたら、{問題ありマせんよアキラ様。でハ、始メましょうか…}{{オウ!}}{でハ、僭越ながラ私カら行かセて頂キます。ウォータースピン!!}{そうハ、させンぞ!フラッシュスピン!!}


ブルルルルル…ビヒューン


ルピシアンと、ラースの、スピンスキル同士が、ぶつかり合う。{ほう…こレはなかナかお強いでスね。ラース殿}{フン…貴様もナ}とラースと、ルピシアンは、軽口を、叩き合う。{俺ヲ忘レて貰ッては、困るナ…ウォータースピン!}


ブルルルルル…ビヒューン


と、アクアロスが、すかさずウォータースピンを発動する…が、ルピシアンが、{無論、アクアロス殿ノことモ、忘れてなドおりマせんよ。ですノで、ご安心くダさい…ネ!!}と、言いつつ難なく回避する。

そして、アクアロスは、完全に、不意打ちをしたはず、なのに、ルピシアンに、呆気なく躱され、そのままラースに向かって、突っ込んでしまった。

{おやオや…こノ程度でスか?}{ッ…相手ハ、目覚めタばかり故に、少々手心ヲ加えテいタが…}{最早、そノ必要は、なサそうだナァァァ}{{我が力、ソの身をモって、味ワうがいイ!!!}}{サンダークロー!!!!}{クローカッター!!!!}


バリバリバリバリ


ジキシッ…ジキシッ


{なンと…こレは!}なんと、ラースとアクアロスは、ルピシアンを挟み撃ちにして、自分たちの固有能力(ユニークスキル)を、発動したのだ。

流石に、ルピシアンでも、自分より大きい尖玩(カクガン)2体の、固有能力(ユニークスキル)を、まともに受けて立っていられるわけもなく…


シュルルルルル…ウィーン


と、音が響き、ディスクに戻ってしまった。

「お疲れ様。ルピシアン、お前の力よくわかったよ!」と労いの言葉をかけると{面目アりませン。アキラ様}と、なぜか謝罪の言葉が返ってきた。

{恥じルでナいぞルピシアンよ。貴様はマだ目覚めタばかりデ体に力が順応しテおらンのだ!そんナ状態でよくゾ我らを相手に、こコまで戦えたモのだ。}と、ラースもラースなりに、賞賛してくれているようだ。

「ねえ、もうバトル終わった?だったらもう早く家に帰りましょう私もうお腹空いたわ」などと、先にアクアロスに乗った姉ちゃん(アオイ)が、言ってきた。

相変わらずマイペースである。

「もー待ってよ!!」(アキラ)もラースに乗って、アクアロスに、乗っている姉ちゃん(アオイ)を追いかけた。

今回のお話はいかがでしたか?

もしよかったら、このページ下部の、「感想を書く」から

コメントしてくれると、嬉しいです。

次回は第33話〜ホノカの想い人〜を、投稿予定です。

次回で、第2章〜満喫!夏休み〜の最終話になると思います。


それでは、次回もお楽しみに!

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