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尖玩[KAKUGAN]ファイターブローラーズ  作者: KOUYA
第2章〜満喫!夏休み〜
31/47

第28話~フリーフォール~

今回の、お話は第28話〜フリーフォール〜です。

それではお楽しみください。

{グ…グァ}相手の尖玩(カクガン)から、殴られる度、ヒューリーが、ぐぐもった声を、上げる。

何しろ(コウヤ)達は、周りへの被害を、抑えながら戦っているのに対して、相手は、なりふり構わず攻撃してくる。

{どうスル?…コウヤ}攻撃を受けつつヒューリーが、聞いてくる。

攻撃を受けつつも、致命的な攻撃は、防御している為、まだまだ戦えるが、このままでは負けてしまうのは、目に見えていた。

「策を考える。上空戦に持ち込んで、なるべく時間を稼いでくれ!」と、(コウヤ)が、指示を出すとヒューリーは、{オウ…}と、短く応えてすぐに上空に飛んだ。

幸いにも相手は、飛ぶ事ができないようで、オロオロと、男の指示を待つ。

「おいてめー…空に逃げるのは、反則だろ!!」突如、男がキレてきた。

「おいおい…反則も何も、こっちは飛べるんだから、使える力は全部使って戦わないと面白くないだろ」と、(コウヤ)も挑発するように言い返す。

「だけどよこっちは飛べねえんだ。だったらそっちが土俵合わせて戦うってのが筋なんじゃねえか!!」と、男が言ってくる。

「だったら飛べる尖玩(カクガン)を、尖玩発射(ブロー)すれば、いいだろ」と、(コウヤ)が言い返すと、「持っていないからしょうがねぇだろうが!!」と逆ギレしてきた。

そして男は、「どうしても降りないってんなら、街の人達(こいつら)が、痛い目みるぜ…おい!…やれ!!」と、俺たちを脅すように自分の尖玩(カクガン)に、指示を出す。

その指示を受けた尖玩(カクガン)は、{ウォォォォォォォ!!!}と唸り声を上げて、周囲の民家を破壊しようとした。

その時、{シャドーラーク!}


シュッシュッシュッ


という声とともに現れた一体の黒装束に包まれた尖玩(カクガン)によって止められた。

よく見ると、影を漆黒のクナイにて、貫かれていた。

そのクナイには、どことなく見覚えがあり、祖父の尖玩(カクガン)のものだとすぐにわかった。

「ミノリ!どうしてここに!?」{本来であれば介入する必要ハなイが、関係ない一般人が巻き込まれるのは避けたい故に、止む無く介入するほか無かった}「そうゆうことだったんだ」納得した。

じいちゃん(カクゲン)なら、(コウヤ)を心配して密かに護衛しろって言ってる姿が、想像できる。

{そんな事より、こいつの身動きは封じている。お坊ちゃまこの尖玩戦闘(バトル)決着(ケリ)を}とミノリが、言うので、(コウヤ)は、ヒューリーに、最後の指示を出す。

「ヒューリー!!フリーフォールだ」{!…分かッタ…ウォォォォォォ!!!}


シューー…ドゴーン!!


ヒューリーが、急上昇したかと、思ったら、急降下をして頭から落ちて来るがヒューリーが、空中で縦に、半回転して相手の尖玩(カクガン)を、ドロップキックするように、着地する。

これも数ヶ月前、テールスパイクと同時に覚えた戦法である。

ファイヤースピンの状態で、上空に移動して、テールスパイクで、上空にいる敵を叩き落とし、メテオバーストで、相手の位置を1点に誘導して、最後フリーフォールで決める。

これが(コウヤ)相棒(ヒューリー)の最近の、戦い方(バトルスタイル)になっている。


シュルルルルル…ウィーン


流石に、相手の尖玩(カクガン)もこれには耐えられずディスクに戻ってしまった。

「チッ…覚えてやがれ!!!」と、捨て台詞を、吐きながら、逃げていった。

「お疲れ様ヒューリー…良き戦闘(ナイスファイト)だったぜ!」と、(コウヤ)が労いの声をかけると、ヒューリーは、{オウ!}と短く返して、


シュルルルルル…ウィーン


という効果音が響きディスクに戻った。

騒ぎが収まったので、俺たちも帰ろうとした…が、セイナに、止められてしまった。

「あの…この後時間ある?助けてもらったお礼がしたいので…」「お礼なんていいよ別に…」「いえ…それでは私の気がすまないので…」と言われて、強引に手を引かれて連れて行かれた。

{待ッテよー!にぃにー}というリリィの声を、遠くに聞きながら、こんなのも悪くないなと内心思った。

今回のお話はいかがでしたか?

次回で、満喫!夏休み〜コウヤ編〜の最終回です。

その次からは、アキラや、ホノカの、夏休みを各1話ずつで投稿していきたいと思います。

もしよかったら、このページ下部の、「感想を書く」から

コメントしてくれると、嬉しいです。

次回は第29話〜お礼?と密かな誓い〜を、投稿予定です。

それでは、次回もお楽しみに!

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