第27話〜色々と唐突に〜
今回の、お話は第27話〜色々と唐突に〜です。
今回のお話は、前半がセイナ視点、後半が主人公視点で、物語が進行します。
それではお楽しみください。
セイナ視点
「行ってきます」コウヤ君と海で、遊んだ翌日私は、両親からの、お使いで、島で、唯一の商店に行こうとしていた。
曲がり角を曲がろうとした時、ドン、という音がして、大柄で、ガラの悪そうな男とぶつかってしまった。
「すみません」と、ぶつかった男に謝った。
「ちょっと待ちや!姉ちゃん…人様にぶつかっといてすみませんだけで済まされると思うとんか!!!」と、男が迫ってきた。
そんな男に私は、「ごめんなさい…ごめんなさい」と平謝りを、するしかなかった。その時だった。
{ダメーーーー!!!}と、聞き覚えのある、声が聞こえて、私と男の間に、両腕を広げて、立ちふさがる幼女のような影。その姿を見た時に私は、驚きのあまり、口を開けたままアワアワしていた。
{セイナちゃンいジめチゃ…メ!…なノ!!}と、言う言葉に正気に、もどされ混乱した頭でそのまま、声の主に、話しかけた。
「何でリリィちゃんが、ここにいるの?コウヤ君は?」と、焦ってリリィちゃんを、質問攻めにしてしまった。
{んーーとネ…にぃにト、お散歩しテたノ}と、リリィちゃんは、マイペースに答える。
すると「待ってよーーーリリィ!!」と言いながら、奥からコウヤ君が、走ってくる。
「ようやく追いついた…ハァ…ハァ」「息切れてるみたいだけど大丈夫?」と、私が聞くと、「大丈夫、大丈夫」とコウヤ君が答えてくれる。
「ところでこれはどういう状況?」と聞かれたので…私は、事の顛末を、コウヤ君たちに話した。
「なるほどね…」「ところでコウヤ君たちは、どうしてここに?」「実は…」
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主人公視点
~遡る事5分前~
{ルンルン♪}僕達は、鼻歌まじりに、前を歩くリリィを筆頭に数歩後ろを、僕とユカリンが歩いていた。
ちなみに、ヒューリーが出ると、目立つので、ディスク状態で僕の、ポケットの中で、待機中である。
すると突然リリィが、立ち止まり振り返って{…アレ何?}と、聞いてきた。
リリィの視線を追うと、ちょっとした騒動が、起きていた。
よく見ると、セイナが大柄な男にすごまれて、謝っている。
怖いのか、足が分かりやすいほどに震えている。
だが、せっかくの休みに面倒ごとに、巻き込まれるのは、嫌だったので、セイナには、悪いと思いつつも、その場を、後にしようとした。
そのとき、{ダメーーーー!!!}と、リリィが叫びながら、突撃していった。
~現在~
「…というわけなんだ」「ふーんそういうことなんだ…」と、俺とセイナが、話しているのを見て、「この俺を無視して勝手にイチャついてんじゃねーよ!!!」と、セイナに、絡んでいた、大柄の男が叫びだした。
どうやら、自分が無視されたと思ったらしい。
そんなつもりは全くないのだが…
「無視とは人聞き悪いな…」「俺をおちょくってるのか?!お前たちは!」「いやいや、おちょくってはないよ…ただ事実を伝えただけ」「ごちゃごちゃうるせーんだよ尖玩発射」と言って、突然、尖玩を、尖玩発射してきた。
フュルルルルル…バイーン
{グァァァァァァァ!!!}と、立派なうなり声をあげながら…相手の、尖玩が、現れた。
「おい!!こいつらをぶっ潰せ!!」と、勢いよく男は、尖玩に、指示を出す。
「やるしかないか…尖玩発射」と、僕も言って、ヒューリーを、尖玩発射した。
フュルルルルル…バイーン
{グァァァァァァァ!!!}とこっちも、負けず劣らず…ものすごいうなり声があたりに響いていた。
そして唐突にこの男との、尖玩戦闘が、始まった。
今回のお話はいかがでしたか?
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次回は第28話〜フリーフォール〜を、投稿予定です。
それでは、次回もお楽しみに!




