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尖玩[KAKUGAN]ファイターブローラーズ  作者: KOUYA
第1章〜全ての始まり〜
23/47

第21話〜一方的な蹂躙と新たなる仲間〜

今回は、第1章〜全ての始まり〜の最終回、第21話〜一方的な蹂躙と新たなる仲間〜です。それではお楽しみください。

{デイ!…ダリャー!}{グァァァァァァ!!}


シュルルルルルルルル…ウィーン


{あっけナイな…我等ハこんナ、烏合の衆ヲ、相手に苦戦しテいタのカ…}ヒューリーが拳を放っただけで、戦闘不能になっていく尖玩(カクガン)たちを見ながらそうつぶやいた。

それもそのはず、今(コウヤ)たちがやっているのは、反撃にしては一方的で、まさに、蹂躙と呼べるほどだった。

ヒューリーが、進化したことにより、戦況は一気に好転した。

何しろ相手の尖玩(カクガン)達は、ヒューリーが二度、拳をぶつけただけで、次々に戦闘不能になってしまう。

そのため、相手の尖玩(カクガン)達は能力(スキル)を、発動できずに、戦闘不能になってしまい、気づけば、進化して反撃を決意した時は、40体ほどいた尖玩(カクガン)の軍勢が、いつのまにか、15体ほどに激減していた。

{こいツらハこノ一撃で仕留めル!!…ドラゴンバーン!!}


ゴォォォォォォォォォォ!!


ヒューリーの、口から炎が放出され、その炎が龍の形を帯びた。そして炎の龍が、相手の尖玩(カクガン)達に向かって、噛み付くように、直撃した。


シュルルルルルルルル…ウィーン


当然そんな攻撃を受けて戦闘続行できるわけもなく、全ての尖玩(カクガン)たちが戦闘不能になった。

「後はお前だけだ!!布野郎!!」と、(コウヤ)は、謎の人間?に向かって言い放った。

「ククク…フハハ…いやー実に素晴らしいよ…これが尖玩(カクガン)の進化の力!実に面白い。」と、笑いながら言い放った謎の人間?に、対して(コウヤ)は、「ごちゃごちゃ言ってないで正体を現せ!!」と言いながら、謎の人間?がかぶっている布を引き剥がした。

「…!お前は…まさか!?…なんで!…なんで、お前が!こんなことしてるんだよ!!…なぁ…ユカリン!」謎の人間?の、正体を見て、(コウヤ)は驚いた、その正体は、ユカリンことユカリーナだったからである。

「ちなみに私は、ユカリーナの、体を操っていて!、今ここでユカリーナを、倒したところで私には何も影響もないわ」「ユカリンを、操っている…だと!」「あぁそうさ…それの何が悪いと言うんだい?」と、飄々とした声で、ユカリンが問いかける。

「…るな!」ここで、(コウヤ)の怒りは爆発しかけた。

「何ですって?よく聞こえないわ!」「ふざけるな!!尖玩(カクガン)を操るだと!尖玩(カクガン)のことをなんだと思っているんだ。お前等は!!!」とうとう(コウヤ)の怒りが爆発した。

「あらあら…そんなに怒ってどうしたの?そんなことをしても!ユカリーナの、意識は戻らないわよ…!」{コウヤ…ハ…ヤク…ワタシ…ヲ…タオ…シ…テ…コレ…イジョ…ウ…キズ…ツケタ…クナ…イ…}「!!…ユカリン…なのか?」「!…驚いたわね…まだ抵抗できる意識が残っていたなんて…こうなったら…!」ユカリンを、操っている謎の人間も驚いていた。

{キャァァァ!}何か、操作を受けたようで、ユカリンは、叫び声をあげた。

「これでもうおしまいよ!!ユカリーナの、円芯力(えんしんりょく)を、暴発させる、システムが作動したの」と、謎の人間は説明する。

円芯力(えんしんりょく)の暴発…だと!?」{ハヤク…ワタシヲ…}「で…でも!」(コウヤ)は焦る。

{コウヤ!奴ノ言ッテいルことガ本当なら、ユカリーナとやらガ、助かル道ハ、倒す他ナイ}「…分かった!絶対助けるからなユカリン!…行くぞ!ヒューリー!!」{オウ!}「フレアトルネードだ!!」{スマぬコウヤ!円芯力(えんしんりょく)が足リヌ…}「な…何!?一体どういうことだ?」{先ほド我が放ッタ能力(スキル)、ドラゴンバーンだガ…どうやら固有能力(ユニークスキル)扱いニなるよウでな…}ヒューリーの、言葉で、(コウヤ)も納得した。

固有能力(ユニークスキル)や、竜巻攻撃能力(トルネードスキル)は、発動すると、円芯力(えんしんりょく)をとてつもなく消費するため、連続発動することができず、一度、回転攻撃能力(スピンスキル)を、挟まないと発動することができない。

「なるほど!そういうことか!」「そんなに悠長にしてる時間あるのかしら?」その謎の人間に問われて(コウヤ)はハッと今(コウヤ)が置かれてる状況に気づいた。

そしてまた唐突に赤い光の柱が現れた。

「今度は何だ!?」(コウヤ)が驚いていると、その柱はすぐに消えその柱があったところに、大皿サイズの赤く光る円盤が現れた。

「な…なんだこりゃー!?」{こノ円盤かラ莫大ナ円芯力(えんしんりょく)ヲ感じル…コウヤ!!そノ円盤を我ニ向かッテ投げテくレ!}「わ…分かった!!」ここまで来たらもうどうにでもなれと思った(コウヤ)はフリスビーを投げるようにして、その円盤をヒューリーに向かって投げた。

{ウォォォォ!!これはスごイ円芯力(えんしんりょく)が湧き上ガってくル!!これなラ行けルぞコウヤ}「よし!…行け!…ヒューリー!!ドラゴンバーン!」{ウォォォォ!!}


ゴォォォォォォォォォォ!!


シュルルルルルルルル…ウィーン


そして、ヒューリーの、ドラゴンバーンが炸裂し、ユカリンは、戦闘不能になった。

直撃する瞬間{アリガトウ…ソシテ…ゴメンネ}と言うユカリンの、声が聞こえた気がした。

それから、(コウヤ)たちは、リリィと、ユカリンを、含めて、この地下牢獄に、いた尖玩(カクガン)たちの、ディスクを集めて、アキラ達と合流し、今は、アキラたちが乗ってきたという、船に乗っていた。

〜船の中〜

{ウーン…ここは、ドコ?アタシはダレ?}と、お決まりのセリフを吐くリリィに、(コウヤ)は「ここは船の上、お前はリリィ!」と返してやった。

その声に気づいたのか{!…にぃに!…怖かッタ…怖かッタよぉー}と、言いながら飛びつき泣いていた。

「そっかー怖かったねー」と言いながらリリィの、頭を撫でた。

{ン…エヘヘ…にぃにノなでナデ好キー}と、しばらくして、リリィに、問いかけた。

「なぁリリィ!また僕の友達になってくれる?」その問いかけに対しリリィは、少し考えて、{…ヤダ!}と言いながら。プイッと、顔をそらした。

「そっかー嫌かー」と、(コウヤ)がつぶやくと{友達はヤダけど…相棒(サーヴァント)なラいイ…よ}「…え?」突然のリリィの、提案に、(コウヤ)は、固まった。

{どうシタの?にぃに}という声で、(コウヤ)は、はっとなり「いいよ今日からお前は俺の相棒だ!」と高々に宣言した。

{よかッタら私モ、そノ相棒の中ニ入れテくレないかナ?}いつのまにか目覚めていた、ユカリンが、言った。

「うん、もちろん!相棒は多い方が、いいからね」{ウン、ありガとう。これカラよろしくネ。コウヤ!}そう、ユカリンから言われて、{にぃに!アタシのコトも忘レちゃメッ!だよ!}とリリィから、可愛いお叱りを受けた。

するとカクガンキャプチャーに、[尖玩(カクガン)名 リリィウッド 及び尖玩(カクガン)名 ユカリーナ の、相棒(パートナー)登録情報を変更しますか? yas/no]という、表示があったので、(コウヤ)は、[yas]のボタンを押した。

これで正式に、コウヤと、リリィ&ユカリンは、相棒(パートナー)に、なった。

そして今日は夜遅いからと、3人は、船の中で夜ご飯(夜食)を食べて、船の中で一夜を過ごした。

そして翌朝、(コウヤ)が家に帰ると「た…ただいまー」「随分と遅い帰りじゃの!!これはどういうことじゃコウヤ!!」この後じいちゃん(カクゲン)から4時間ほど説教を食らってしまった。

今回のお話はいかがでしたか?

第1章最終回ということで、結構色々詰め込みました。

第2章以降は、ヒューリーに、加えてリリィと、ユカリンが、コウヤの、相棒となります。

第1章は、これにて幕引きとなりますが、第2章、第3章、とコウヤたちのわくわくどきどき大冒険はまだまだ続きます。もしよかったら、このページ下部の、「感想を書く」からコメントしてくれると、嬉しいです。

あと、9月6日水曜日あたりに、第1章〜全ての始まり〜の、登場人物紹介が、入ると思います。次回は、第1章エピローグ〜昇給と上書き?そして取材〜を投稿予定です。それでは、次回もお楽しみに!

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