第20話〜劣勢と覚醒そして反撃〜
今回は、第20話〜劣勢と進化そして反撃〜です
今回は少し長めですお楽しみください
尖玩戦闘が開始して早々、僕たちは、劣勢に追い込まれていた。
それもそのはず、僕の尖玩は、前回の尖玩戦闘から、体力を回復しきれていない、ヒューリーと、潜入調査をしていた、ミノリだけ。
それに対し相手は、尖玩50体の大軍勢。
当然劣勢に追い込まれるのは、目に見えていた。
「ヒューリー!囲まれているぞ!」{分かッテいル…メテオバースト!!}
ボフ、ボフ、ボフ、
ビヒューン、ビヒューン、ビヒューン
ヒューリーが、一気に飛び上がり、メテオバーストを発動する。
だが、倒しても倒しても、波のように次から次へと、尖玩が襲いかかってくるため最早切りがない。
「ちっ…もう新手が来やがった!ヒューリー!まだまだ行けるか!」と僕が、ヒューリーに、問いかけた。
{オ…オウ}と、言いながらヒューリーは、戦闘の構えを取った。
次の瞬間、{マズい…全方向からノ総攻撃ダ!回避ノ構えヲ取レ!}と、ミノリが、叫んだ。
「やれ!」謎の人間?の、合図で一斉に総攻撃を始めた。
敵に全方位囲まれていたため、逃げ道がなく、防御姿勢を取っても、こちら側が戦闘不能になる可能性が高かったが、少しでもダメージを抑えようと、ヒューリーと、ミノリは、防御姿勢を取った。
攻撃が、ヒューリーと、ミノリに、直撃すると、
ドカーン!
と、大きな音を立てて、茶色い煙が、ヒューリーとミノリを、包み込んだ。
{グァァァァァァ!}{ァァァァァァァァァ!}と、煙の中から叫び声が聞こえる。
そして
シュルルルルルルルル…ウィーン
という効果音がこの地下牢獄に、響いた。
尖玩が、ディスクに戻る時の音だ。
「アーハッハッハッハー…もう終わりーあっけなさすぎーー」と、謎の人間?は、ケラケラと笑いだした…が「もうお仲間もいないんでしょーだったらさっさと諦め…て…!?」{勝手ニ…ハァ…ハァ…我らノ戦いヲ…ハァ…ハァ…終わラサれテ…ハァ…たマルかー!!}その瞬間煙が晴れた。
ミノリは、ディスクに戻っていたが、ヒューリーは、まだまだやれると、戦闘態勢に入っていた。
「!?…そんなバカな、あれで確実に致命傷だったはずだ!」謎の人間?は、狼狽していた。
あれだけの攻撃を受けて、立っていられたことが相当驚いているんだろう。
「ヒューリー!!大丈夫か!!」と、俺が呼びかけると{ハァ…問題ナイ…ハァ…}と返事が返ってきた。
「だったら俺たちも…反撃開始だ!」{オウ…我ら尖玩ノ底力…侮ルナよ!!}と、僕とヒューリーが、叫んだ瞬間、赤い光が、柱のように立ち上った。
「な…なんだ!?」{あノ光ノ柱ガ、我を呼んデいル!!}と、ヒューリーが、言った瞬間、
シュルルルルルルル…ウィーン
という効果音が響き、ヒューリーが、ディスクに戻ってしまった。
「な…何してんだよ!?」{コウヤ!!あノ光の柱ニ向かッテ、もウ一度我ヲ尖玩発射シろ!!}「え…なんで急に?」{いイかラ早ク!!}「でも何が起こるか分からないよ!」{我ヲ信ジろ…恐れルものハ何モナイ!!}ヒューリーが、そう、強く言うので、「なんだかよくわからないけど…分かった」と言って、ヒューリーを、尖玩発射する構えを取る。
「尖玩…発射」と、僕が叫び、ヒューリーを、光の柱に向かって尖玩発射した。
そしたら、光の柱を中心に、炎の渦のようなものが巻き起こり、ディスクとなった、ヒューリーが、飲み込まれてしまった。
「ヒューリー!!!」僕は必死に叫んだ。
{火族進化}と、叫ぶ、ヒューリーの、声が聞こえて、気づいたら、炎の渦と、光の柱は消えていた。
そして中から出てきたのは、ヒューリーとは、少し違う、3.5メートルぐらいのドラゴンが現れた。
その見た目は、ヒューリーの、面影を残しているが、翼が一回りほど大きくなり、あまり目立たなかった、全身のウロコが浮き出始めている。
「どういうことだ…何が起こった?」謎の人間?は、あまりの現象に驚きを隠せていない。
「お前は…ヒューリー…なのか?」{あァ…正真正銘、コウヤの、相棒ノ、ドラゴヒューリーだ!…イヤ、違うナ。我が名ハ、ハイパー、ドラゴヒューリー!我が力ノ封印ヲ解き放ッタ姿でアル}「力の封印を解き放った…だと!?」「ということは…前よりも強くなってるってこと?」{ウム…一時的デはあるが…コウヤの、想いニ、呼応し、覚醒進化すルことガできル}「な!?…未だそんな可能性を秘めているとは…これだから、尖玩は…危険かつ…面白い」などと謎の人間?が、そんなことを言いながら笑いだした。
「僕たちも反撃に出るぞハイパー、ヒューリー!!」{オウ…ウォォォォ!!!}それから、僕たちの反撃(?)が始まった。
今回のお話はいかがでしたか?
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次回は、第21話〜一方的な蹂躙と新たなる仲間〜を投稿予定です。
多分次回で第1章〜全ての始まり〜最終回になると思います。
それでは、次回もお楽しみに!




