第19話〜それぞれの一戦〜
今回はアキラ視点で物語が進行します。
それでは第19話〜それぞれの一戦〜お楽しみください
アキラ視点
コウヤと別れて、大体20分ほど、俺たちの戦いは、接戦が続いていた。
「ラース!フラッシュスピン!」「カレンザ!ファイヤースピン!」{ウォォォォ!}{ハァァァァ!}
ブルルルルル…ビヒューン
「ウォータースピン!」{ガァァァァァァァ!}
ブルルルルル…ビヒューン
また、能力同士のぶつかり合いで、煙が立ち上る。
そんな一進一退の接戦の、終わりは突然だった。突如地面から、青い光の柱が現れたのだ。
「キタキタキタキター!!」突然相手の男は叫び出した。
「なんだあれは!?」「一体…どうなっているの!?」俺とホノカは、何が何だか分からず、狼狽していた。
その光の柱は、相手の尖玩を包み込む。
光の柱から、出てきた、直後から様子が変わり、凶暴性と、攻撃力が跳ね上がった。
その瞬間から、俺たちは劣勢に追い込まれた。
「ちょっとやばいかもな…」あいつには、かっこよく「行ってこい!!」なんて言ったは、いいものの俺たちも、劣勢に追い込まれて行くこの状況に、俺は自分に苛立ち、悔しさを覚えた。
「ほらほらーどうしたのーさっきよりも集中力落ちてるんじゃなーい」という相手の挑発に対して、「こちとらまだまだ準備運動だっての!」と、俺も返す。
「でもでもー尖玩たちも、だーいぶ疲れてれてきてるみたいよー」「ちっ…ラースまだまだやれるな!サンシャイントルネード!」相手からの挑発に舌打ちを打ちながらも、俺はラースに指示を出す。
{オウ…ウォォォォ!!}
ヒューー…ゴォォォォォ!!!
ラースが、口に光のエネルギーを貯めて、それを一気にぶっ放して、辺り一面に煙が舞った。
「やった…のか」俺がそうつぶやいたと同時に煙が晴れていくが、相手の尖玩は、平然とした感じでまだまだ余裕があるようだ。
俺は絶望しかけた。
今のサンシャイントルネードで、決着がつくと思っていたからだ。
そんな俺に、一つの声がかかった。
「しっかりしてよ!アキラ君!カレンザ!グレアインフェルノ!!」{ぶっカマスよ…ハァァァァ!!}
ズババババババババババ!!!
「あ…」そんな間抜けな声が、俺の口から出た。
「コウヤ君だって今、一生懸命頑張ってるんだから!アキラ君だって諦めないで!私だってついてるし、なんたって君には!頼れる相棒がいるじゃない」その声を聞いて、考えが変わった。
隣でホノカも、頑張っているんだ。
コウヤの、一人の親友として、俺がここで止めないで、誰が止めるというのだ。
その思いを胸に、俺とラースも、態勢を立て直した。
その瞬間、奥の方で、先ほどの青い光の柱に似たような、赤い光の柱が、突如現れて、俺は身構えた。
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次回は、第20話〜劣勢と覚醒そして反撃〜を投稿予定です。
それでは、次回もお楽しみに!




