第18話〜救出と襲撃〜
今回は、第18話〜救出と襲撃〜です。
お楽しみください
僕はアキラたちと別れてから、ただがむしゃらに森の中を走っていた。
「っていうかこの森どこまで続いてるんだよ!」と僕が、疲れたようにつぶやいた時、カクガンキャプチャーに、[ピピピ…尖玩の円芯力を確認…円芯力指数570]と反応がありいつでもヒューリーを、発射できるように構えていると、森のさらに奥から{!…お坊ちゃまガ、なゼここニいル!}と、いいながらミノリが、現れた。
「!…ミノリ!」{なゼここへ来タ?!}僕が、ミノリの、名を呼ぶと怒ったようにミノリが、聞いてきた。
「なぜってミノリから預かった手紙を読んだら、中身がリリィと、ユカリンの居場所のことだったから、いても立ってもいられなくて…」{やハリ、あノ密書ヲ見たンだナ…}「やはりって…ミノリ気づいてたの?」{お坊ちゃまノ性格上、好奇心旺盛デ正義感ガ強いカラな、そノ2つの性格ガ相舞ッタことデ、こうナルことハ予想できテいタ。そノ時点デ止めナかッタ私モ、迂闊だッタ…とにカクここハ危険ダ…ドラゴヒューリーを使イ、こノ島カラ去レ!}「嫌だ!!ミノリが、何を言おうと、僕は…僕達は…ここを離れるつもりはない!」と、ミノリに意思表示をする。
{頼ム…お願イダ…このママでハ、お坊ちゃまヲ、危険ニさらすコトになル…}「僕は言ったはずだよ…今だけは、僕のわがままを突き通す…聞こえなかったならもう一度言う…ここを離れるつもりは…ない!!!」と怒ったように、僕は声を張り上げた。
そしたら、{ハァ…こンナわがままナ性格ハ、誰に似たンだカ…仕方なイ…好きにシろ}と、ミノリが、折れてくれた。
そのつぶやきに僕は、「あぁ、好きにさせてもらうよ!」と返事を返した。
そしてミノリに連れられ、とある屋敷のような場所にやってきた。
「ここで何をするの?」と僕は、ミノリに聞いてみた。
{ここハ、奴等の拠点…そノ地下に、リリィウッドが、閉じ込メられテいル。鍵は既に拝借しタ}「さすが!ミノリ!潜入プロ!」{…褒めてモ何も出ナいゾ!}というやり取りから、10分ほど屋敷近くの茂みで待機していると、屋敷の電気が全て消えた。
{奴らハ眠りニついタカ…行クゾ!お坊ちゃま!}「わ…分かった」
〜屋敷の地下牢〜
「誰かいませんか〜!」と僕は叫んだ。
そしたら{誰ダ!お前!何しニ来やがッタ!!}と、怒ったような声と同時に、牢屋の中から複数の目が光りだした。
{驚クのモ無理はなイ…カ…私たちハ怪しイものでハなイ…たダ、お前たチを、こノ汚くテ臭イ牢屋かラ解放しヨウと思イここニいル}{信じてクレ我々ハ貴殿等ノ味方だ!!}ミノリが、来た経緯を説明し、僕とヒューリーは、頭を下げた。
{……}みんな考え込んでいるようで喋らない。
そんな中、その雰囲気をぶち壊す驚いたような、騒がしくて懐かしい声が聞こえた。
{もしかシテそこニいるのッテ…にぃにト、ミノリ姉やん!?}「!…まさか…リリィ…なのか?」{そうダよ…あたしダよ!…リリィだよ!}「ハハ…そうか…なぁリリィ今からこの檻空けるから、少し待ってくれな」{わーッタ!アタシ待てでキルもン}「そうか…」と、いいながらミノリに、頼んで牢屋の鍵を開けてもらい、リリィ含め50体以上の奴隷尖玩たちが解放された。
その瞬間、屋敷中で警報音が流れた。
{マズい…こいつらヲ解放さセタのガ上ノ奴らニばれタ!}とミノリが言った。
「すぐにここから逃げなきゃ」僕がそうつぶやいたのと同時に、「させると思いますか?侵入者さん。」と、地下牢の入り口付近で、男なのか女なのかわからない、不気味な声がした。
「何者だ!」僕は思わず声を上げる。
よく見てみると、大体僕と同じぐらいの身長で、全身布をかぶった謎の人間?が、入り口に仁王立ちしていた。
そしてこちらに歩いて来ながら「人のお家に勝手に入るだけでなくその人の持ち物を奪おうとするなんて…そんな悪い子にはお仕置きが必要です…ね!!」と、いいながら、布から手を出した。
その手には、何かリモコンのような機械が、あった。
そして、何かのボタン操作をした。
すると{グァァァァァァ!!!}{キャァァァァァァ!!!}と、奴隷尖玩たちが、叫び声を上げながら苦しみ始めた。
しばらくして叫び声が収まったかと思えば無言で俺たちに襲いかかってきた。
{致シ方ナイ}「やるしかないみたいだね…尖玩発射」
フィルルルルルル…バイーン
{ウォォォォ!!}ミノリが、戦闘の構えを取り、僕も、ヒューリーを、尖玩発射して、襲いかかってくる尖玩の大群との、戦闘が始まるのだった。
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次回は、第19話〜それぞれの一戦〜を投稿予定です。
それでは、次回もお楽しみに!




