第16話〜上陸と、捜索〜
今回は第16話〜上陸と、捜索〜です。ここからやっと、コウヤの視点になります。
それでは、お楽しみください。
アキラを、振り切るため、やむなくヒューリーを、発射して、空を飛んだ。
僕たちは、海を渡り、ヤマト最西端の、「マール島」に初上陸した。空は暗く静まり返っており、腕時計を見ると午後8時、もはや完全に夜である。
ここで一晩、野宿して、情報を集める。
ことも考えたが、僕たちには時間がない。
何より、世界的な犯罪組織アニーマスに、関係していると言っても過言ではないため、そう簡単に部外者に情報を渡すとは思えない。そのため時間の無駄だと考えた。
そんなことを考えていると、不意にヒューリーが、{これカラどウスるつもリダ?コウヤ}と聞いてきた。
その問いに対して僕は、「決まってんだろうまずは、奴隷尖玩達が、働かされていたという、洞窟を探す。
もしかしたら見つかって、尖玩戦闘になるかもしれないが、その時は頼むぜ!相棒」{オウ!}と僕が、のんきに会話をしていると、「おっと子供がこんなところでぐへへ何をしてるのかな?ぐへへ」と、40代から50代ぐらいのいかにも怪しいおっさんが現れて聞いてきた。「うーんとね、ちょっとお散歩」と俺は少し考えたふりをして返す。
「ねぇおじちゃんは、この島の人なの?」と聞いてみた。
「ん…あぁ…そうだよぐへへこの島のことなら何でも知ってるよ。ぐへへ」「ふーん、そっか。じゃあさ…近年の、尖玩失踪事件で、いなくなった。尖玩たちが、この島で、奴隷のごとく…働かされてるっていう噂が、最近出始めているんだけど、何か知らない?」と聞くと、明らかに、引きつった表情を浮かべて「!!…さ…さぁ?…な…何のことかな?おじさんにも、わ…分からないなぁ」と、明らかに動揺しているのが、わかるような返答を、返してきた。
「本当に?正直に、答えてくれないと痛い目見ることになるよ?」と、再度怒ったように聞いてみる。
「痛い目というのはどういうことかな?」と、おじさんが聞いてくるので僕は、ヒューリーの、ディスクをちらつかせながら、「こういうことさ」と言った。
「…なるほどね。これは、あのお方に、後々仇なす厄介な存在になりそうだ、だからここで君を始末させてもらうよ!!」「おじさんも、戦る気満々ってことか!だったら話が早い。早々に決着つけてやるぜ!!」「「尖玩発射」」と互いに叫んで、
フィルルルルルル…バイーン
という効果音が流れ、{グァァァァァァ!!}と、ヒューリーが、うなり声をあげた。{ガァァァァァァ!!}それに負けじと、相手の尖玩も、うなり声をあげた。「やれ!!ガガノイド!ダークスピン」{ガァァァァ!!}
ブルルルルル…ビヒューン
どうやら、相手の尖玩は、ガガノイドというらしい。カクガンキャプチャーを、うっかり家に忘れてきてしまっているため、情報が全くわからん。ついでに、ダークスピンを、放っているところから闇族性であることも分かる。と、そんなことを考えている暇はない。「ヒューリー!ファイヤースピンで迎撃だ!」{オウ…ウォォォォ!!}
ブルルルルル…ビヒューン
とヒューリーも、負けじと、ガガノイドに突撃していった。
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次回は、第17話〜思わぬ援軍と潜入〜を投稿予定です。
それでは、次回もお楽しみに!




