第13話〜不穏な予感〜
今回は13話、〜不穏な予感〜です。
それではお楽しみください
記念すべき初勝利から1ヶ月の時が過ぎた。
あれから僕は相棒と共に、じいちゃん相手に、平日は放課後から、休日は朝から、尖玩バトルに励んでいた。
だが今日の、じいちゃんは、何やら予定があるようでどこかへ出かけてしまった。
暇だった僕は、面白い番組求めてテレビをつけた。
そしたらどのチャンネルでも面白そうな、番組はやっていなかったが、1つのニュースに目がいった。
「続いてのニュースです…昨年から多発している尖玩失踪事件が、また発生しました。場所は、ハナツマ…○丁××番地です手口からして、同一犯による犯行であり、世界的な犯罪組織アニーマスが、関連していると、警察と共に、ヤマト尖玩ギルドハナツマ支部は調査しており…」「へーーこんな、物騒な事件が今もあるんだなー」尖玩は、力が強く寿命がないため、働き手として、昔から人間に利用されやすい。
今でも、人間の商売道具のようにされてしまった奴隷尖玩が、後を絶たないのだ。
「そんな人間がいるから、尖玩と人間との溝が深くなる一方なのに…」と、のんきに僕が、テレビを見ながらニュースに、文句をつけていると、ミノリが、焦ったような、表情をして駆け込んできた。
{大変!主君!…!お坊ちゃま、主君ヲ、見なカッタか?!}「じいちゃん!?なら、さっき出かけてくると言って家を出たきり帰ってきてない。」{そうテあッタか…}「何かあったの?ミノリ?」{主君ニ報告をト思っタガ…出先デあるナラ致し方ナイ…主君が、帰ッテきタラこの密書ヲ、渡しテくレ!頼ム!}と、僕に一通の折りたたまれた手紙を差し出し、よほど焦っていたのか、すぐにその場から姿を消した。
「なんだったんだあいつ…」僕はそうつぶやきながら、何気なく、その渡された手紙を開いた。その手紙には、こう書かれていた。
=報告…リリィウッドの、現在の所在が判明。奴等は、現在奴隷として、ヤマト最西端、絶海の孤島にある洞窟で、他の尖玩達と共に、強制労働を強いられている。その洞窟に、ユカリーナの、姿なし。その裏には、尖玩を用いた世界有数の犯罪組織アニーマスが、関連していると予測。方針…ユカリーナの捜索、及びアニーマスへの潜入調査を試みる=
「!!」読んだ瞬間僕は驚愕した。
見てはいけないものを見てしまった気がして、渡された手紙を、折りたたんでリビングの机の上に置いた。
そして、この手紙に書いていることが、事実なら…と、いても立ってもいられずディスク状態のヒューリーを持って、家を飛び出した。
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次回は、第14話〜動き出す者たち〜を投稿予定です。
それでは、次回もお楽しみに!




