第11話〜バトルロイヤル(前編)〜
今回は、第11話〜バトルロイヤル(前編)〜です。
それではお楽しみください。
「おはよう!!」尖玩ギルドで正式に、僕が、使役者になった翌日、今日は、午前中から尖玩技術の授業である。
「なんで!昨日!尖玩バトルしてくれなかったんだよ!!」登校してきて教室に入ると、開口一番にアキラが、言ってきた。
「ごめん…ちょっと訳あって、じいちゃんと、尖玩ギルドに、行ってきた。」そういえば、昨日そんな話を、アキラとした、覚えがあった僕は、即座に謝った。
「そういうことは、もっと早く言ってくれよな!」そう言ってアキラも、許してくれた。
そしていつものように、アキラと、ホノカと、他愛もない話で盛り上がっていると、尖玩技術の、先生がやってきて、「今日は、3人1組でバトルロイヤルをするぞ!みんな野外訓練場に、集合だ!!」と先生が言った。
「これはチャンスだぞコウヤ!あの時できなかったバトルを、今やるぞ!」と、アキラはどうも、やる気のようだ。
というわけで、僕たちは全員、野外訓練場に向かった。
〜野外訓練場〜
「それでは、これより、三人1組に分かれてもらう!基本的に、分かれ方は自由とするが、決まらなかった場合は、先生が、決める。」「コウヤ!!俺とバトルだ!」先生からの説明が終わると真っ先に、アキラが、僕に、高々と宣言してきた。
「私も、コウヤ君とやりたい」と続いて、ホノカも挙手してきたので、僕は、アキラと、ホノカと、尖玩バトルを、することになった。
「では、3人とも準備はいいな!」と先生が、掛け声を言う。
それに対し僕たちも「「「はい、できています。」」」と答えた。
「それでは、コウヤVSアキラVSホノカの、尖玩バトルを始める!!両者かまえろ!!」と、先生がそう言った。
「行くぜ!!コウヤ」「いいだろう。来い!!アキラ!ホノカ!」「私だって負けないんだから!」と、僕たち3人もそれぞれを、にらみ合いながら叫んだ。
「「「尖玩発射」」」
フィルルルルル…バイーン
{{グァァァァァァ!!}}{ハァァァァ!}ヒューリーと、ラースは、似たような唸り声をあげながら、戦闘形態になった。
一方ホノカの、カレンザは、猿人というだけあって、どんな毛むくじゃらかと思いきや、赤と黄色の道着を着たどこぞの戦闘民族みたいな容姿だった。
「それでは始めろ!!」という先生の合図で、尖玩バトルの火蓋は切り落とされた。
「先手必勝だ!ヒューリー!カレンザに、ファイヤースピン」{オウ…ウォォォォ}
ブルルルルル…ビヒューン
ヒューリーは、僕の、指示を受けて、炎をまといながらカレンザに、突撃して行った。
とそこに横槍が入った。
「ラース!!やらせるなフラッシュスピン!!」{ガァァァァァ}
ブルルルルル…ビヒューン
ラースが、神々しいオーラをまといながら、ヒューリーに、飛びかかったのである。
そのまま襲われたヒューリーは、前かがみになったまま倒れ込んでしまう。
「ヒューリー!大丈夫か!?」僕がヒューリーに、声をかけると、{問題ナイ!!}という返事が返ってきた。
「カレンザ、ファイヤースピンよ!!」{分かッタわ…ハァァァァ!!}
ブルルルルル…ビヒューン
そう言って、カレンザは、ラースに向かって突撃して行った。
だが「ラース躱せ!!」という指示であっさりと、カレンザの、ファイヤースピンは、躱されてしまい、その勢いのまま壁に激突した。
ドカーン
「大丈夫?」{イテテテテ…大丈夫よ!コノ程度、バトルしテルうチニ治ルわ!}と、顔が真っ赤っかになった、カレンザが言う。
人間なら、とんでもない大怪我でも、尖玩にとってはにとっては、かすり傷のようだ。
「だが、この状態でこれを躱せるかな!ヒューリー!メテオバースト!!」「了解ダ…コウヤ!ウォォォォ!!」
ボフ、ボフ、ボフ、
ビヒューン、ビヒューン、ビヒューン
一気に上空に飛び上がり、無数に広がる、流星群のような弾幕が空から、ラースとカレンザめがけて降り注ぐ。
{キャァァァ!!}{グァァァァァァ!}
これはさすがに、ラースも、カレンザも、
躱しきれずに、ダメージを受けてしまう。
「へへーん!どうだ?参ったか!!」
「やってくれたな!コウヤ!まさかこんな固有能力を、持つ尖玩を相棒にしていたなんて!だが…俺だって」「私だって」「「負けてないよ」」「ラース!」「カレンザ!」と、2人が叫ぶとラースと、カレンザは、{ウム、いかニモまだマダやれるぞ!アキラ!!}{そノ通り。アタシたちハまダ負ケちゃイナイよ!!}と言いながら起き上がってきた。
「そう来なくっちゃな!こっちもやりがいがないぜ!!ヒューリー!気を抜くな!」{分かっテいル}「ラース!俺たちの本気見せてやろうぜ!」{オウ…ウォォォォ!!}「カレンザ!私たちの全力ぶつけるよ!」{ソウね…ハァァァァ!!}
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次回は、第12話〜バトルロイヤル(後編)〜を、投稿予定です。
それでは、次回もお楽しみに!




