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孤毒

作者: 千春等

私の初めて書いた小説です。

楽しんでいただけたらなと思っています

 人を人たらしめるのは何か。

 多くの人は他者への思いやりや感情を持っている生物と言う。

だが、私は欲や夢のある人間を人間たらしめていると考える。そこで思うのが他者への思いやりを持っている人は、社会という蠱毒の中で押し潰され殺されてしまうのではないかと思ってしまう。

 誰よりも自身という軸を持った人こそが人を人たらしめるものである。何故ならば人は欲がないと生きていけないからだ、基本的三大欲求然りその他多くの欲によって人は構成されている。

 その中でも夢とは欲望の中でも一際輝いていて美しく見える。

夢は他のものと大きな関わりがあり、愛や欲望や理性と強く関係している。そういうものを持っている人間はとても偉大だと思う、社会と言う名の蠱毒のなかでも一人で孤独に戦っている。

 私はそのような人を尊敬し敬愛している。自身の確固たる自信を持つその輝かしい勇ましさに照らされて、影の中に潜む私は消えてしまいそうになる。

 人は一人では生きていけない、だから人は他者を尊重し生きていくだが本当にそれは人であるのかと感じる。人を尊重してしまう、それは共同体である人類にとっては逃れようのない事だ。だが幼少期から尊重すべきものだと教わってきた子供達はどうなるのだろうか、本当にそれは人なのだろうか、ではそれで何故殺人は起こるのか、それは人の人たらしめる部分を失ってしまったからだ。だがそれだけで人間ではないと言えるのだろうか、他者への思いやり、尊重の欠如した人間はどこか少し寂しげである。

 これを人と呼ばずしてなんと呼べばいいのか私にはわからない。それはどこか満たされようとしてるいると感じるからだ。

 私はそのような人間を最も人間らしいと思う、必死に欠けたものを何かで埋めようとする姿は最早意地にすら見える。だがその姿はとても美しく感じる、少ない生で本当の自分を追いかけている姿に感動してしまう。

 自らをを高めようとする姿に哀れみを覚える時もあるがとても素晴らしい事だと思う。

 そのような姿を私は人を人たらしめるものだと考えた。

読んでいただいてありがとうございます。


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