1 知らんがな
仕事でお付き合いのある事務所さんがあります。
そこを仮にA事務所とします。代表はAさんです。
ある日、そのA事務所に所属するBさんから作者(きちのん)にメールが送信されてきました。
内容はと言うと、『興味深い案件があります。是非、御社で取り扱って欲しいです』的な情報提供でした。
せっかく情報を提供してくれたので、有り難く活用させて頂きましょうとなった頃、Aさんから連絡が来ました。何やらご立腹です。
詳しく聞いてみると、BさんがAさんに内緒で作者の会社に情報を提供していたとの事でした。
その情報は企業秘密でA事務所に損害を与えるという事では無いのですが、Bさんが勝手に動いた事でAさんの顔に泥を塗った事になりました。
もしかしたらBさんは功を焦ったのかも知れません。
ご立腹のAさんは、Bさんを問い詰める為に証拠を集めると仰います。
それで作者にもBさんとやり取りしたメールを転送してくれと言うじゃないですか。
正直それはどうなの? とは思ったけど、Bさんがやらかしたので仕方ないなと思い、Aさんに情報を提供しました。
そんなやり取りが何度か続き、直電もあったりで、正直業務外の事なので連絡を後回しにしたりしていたのですよ。
申し訳ないけど自分の本業の方が大事ですからね。
そんなある日、Aさんから届いたメールには『きちのんさんのメールには作為的な物を感じます云々』的な事が書いてありました。
早い話、作者とBさんが共謀してるんじゃないかと疑われたみたいです。
勿論そんな事はしていません。
俗に言う、疑心暗鬼ってやつですね。
もう面倒なので上司に相談したら、業務の範疇を超えているから次からは頼まれても断れと仰せつかりまして。
もっと早い内に相談するべきでしたね。
冷静に考えてみると、そもそもが何故そちらの内輪揉めにこっちが巻き込まれなくてはいけないのだろう。
そして疑われたこちらは激しくモヤモヤしっぱなしです。
もうメールソフトを起動するのが嫌になってきました。
こんな気持ちでは楽しい話が書ける気がしません。
と言うか、そんな内輪揉めの事なんかこっちは知らんがな。
おかげで投稿ペースが落ちると言うお話でした。