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腐った青春  作者: みるみる
1章 青すぎた春
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始業式、そして俺。

 4月6日(月)

 

 今日は学校の始業式、春休みが明け、2週間しか経っていないのに、なぜかみんなの顔が懐かしく感じる。

 校門をくぐり、靴箱へ行くと、クラス分けの紙を先生方が忙しそうに配っていた。周りからは、歓喜、落胆などの様々な声が聞こえてくる。そんな様々な感情を横目にクラス表に目を通す。基本的に俺の名字は最初の方にあるので、意外とすぐ見つかる。


「あ、しんしんー!2組だったよ!私と一緒だね!おーい?聞いてますかー?おーい!」


 横で誰かが叫んでいるがおそらく俺には無関係だ。そんなこんなで梅本の名前を見つけた。どうやら俺は2組のようだ。特に仲のいい奴がいる訳でもないので一年の頃と同様に汚毒との戦いが始まりそうだ。



『あの激闘から約2週間、長き中1の孤独を越え、2年になった奴が帰って来た…』


 と、オリジナルでヒットした映画の続編PVのような台詞を脳内再生しながら校舎を歩いて行く。


「おーい?無視しすぎだよー?おーい!?君に言ってるんだよ!?しんくーん?しんしーん!」


 先ほどからちょくちょく聞こえる声を背に、歩いているとついに教室の前に着いていた。流石に孤独と言っても教室に入るのは緊張するものだ。覚悟を決め、ゆっくりと息を吸おうとした時、少々強めに学ランの袖を引っ張られた。


「しんくん!?流石に無視しすぎだよー!」


 声の聞こえるほうへ振り返るとそこには木谷きたに はるがいた。彼女は一応この学校に2人いる幼馴染の1人だ。もう1人についてはあまり語りたくは無い、いや、俺程度の分際の雑魚モブが語ってはいけない領域に達しているのだ。


「しんくーん?それにしても一緒のクラスは何年振りだっけー?本当に久しぶりだよね!」

「そうだな、俺とお前はもう9年ちょいの付き合いだ。時には同じ風呂に入り裸で語り合った中でもあるよな。」

「!?!?な、何急に昔の話をしだすの!?しかも会話になってないよ…」


 頬を少し赤く染めながら木谷は両手をブンブン振り回す。可愛い。だがそれ以上の感情など湧かなかった。やはり幼馴染というフィルターがかかってしまい、どう足掻いても恋愛対象までには行かないのだ。

 両手をブンブン振り回す木谷を放って置いて教室の扉に手を掛ける。息を大きく吸い、勢いよく扉を開けた。ガラガラガラー!と中々デカい音がなりクラスの視線が俺に集まるが、それが俺だと知った瞬間に視線は一瞬にして元に戻ってしまった。

 このクラスはいくつかのグループに分かれている。男女それぞれ2、3グループほどある。わかりやすく言うところのプロ野球のセリーグ・パリーグのようなものだ。同じリーグ内では多少関わりが生まれるものの、違うリーグの選手とはイベントかなんかの時にしか関われない。それがまさにうちのクラスの男女関係だ。

 ちなみに俺はどこのチームにも属さないフリーだ。俺はそう言う立ち位置の方が似合うのかも知れない。



「…はぁ、」

 疲れた…いくら始業式とはいえ休み明けは結構精神的に来るのだ。そんなことを考えながら梅本真也は校門を潜り、また1人帰路に着いた。

またまたこんにちは。みるみるです。

今回は始業式ということで書かせてもらいましたが、内容が薄く、短い内容になってしまったのが今回の反省点です。

今回の内容にも出てきましたが、クラス替えってすごくドキドキしますよね(笑)

僕の場合は毎年のように仲のいい友と離れ1人肩を落としていました。

今回は新キャラの子(名前が出てこない)が登場しました!イメージとしてはとにかく可愛い子と思っていただければOKです!

最後になりましたが、今回は内容スカスカにしてしまい本当に申し訳ないです。次回から気合入れてくんでどうかもう少しお付き合いください!

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