表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハズレスキル『ガチャ』で追放された俺は、わがまま幼馴染を絶縁し覚醒する ~万能チートスキルをゲットして、目指せ楽々最強スローライフ!~  作者: 木嶋隆太
第三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

84/171

第4話



 村の作り直しを行っていた俺は、魔物たちに指示を出していく。

 新しく入ったワーウルフやスライムたちの中には、建築術、鍛冶術、料理術を持った魔物もいる。


 彼らとともに、俺は家を建て直していく。

 素材さえあればあとはスキルを用いて作り直していけばいい。

 そこで、少し気づいた。


 俺の建築術が以前よりも強化されているようだ。

 より大きな家が作れるようになっているし、出来上がる家の質も上がっている。

 何が関係しているのだろうか?

 

 まだ建築術のレベルは上がっていない。他にあるとすれば、仲間が増えたことだろうか?

 しかし、以前仲間が増えたときは別に強化されることはなかった。


 となると、可能性があるとすれば建築術が使える仲間が増えたことだろうか。

 それが一番可能性としては高い。

 おかげで、二階建ての家くらいなら造れるようになっていた。


 アパートのような集団が生活するための建物なども造れるので、今後仲間が増えたときのひとまずの居住地として用意するのは良いかもしれない。

 その分、消費する木材も増えてしまうので、考えながらスキルは使用しないといけないだろう。

 

「クレスト様。このあたりに畑を作ればいいですか?」

「ああ、頼む」


 どのくらい生活するかは分からないが、第二拠点として畑なども用意する。

 開墾術が使えるゴブリンにそう指示を出してから、俺はいくつかの家を建築していった。


 素材も一通り終わり、皆が集め終わるまでの間しばらく休憩をとる。

 近くの大きい石を椅子代わりにしていると、リビアたちがやってきた。


 オルフェの表情はあまりよろしくない。

 演技指導もあるからだろうな。

 分かりやすいやつだ。


「クレスト様。現状考えられるヴァンパイアとの流れについて、再確認をしたいのですがよろしいですか?」

「ああ、わかった」

「まず、ヴァンパイアから聞かれることは『南の地を制圧したのかどうか』ですね。一応、現時点では制圧したという回答をしますが、そのあとどんな質問がされると思いますか?」

「ヴェールドの性格的に黙って聞いているとは思えないし、こちらから何か問いかけてもいいんじゃないか?」

「そう、ですね。聞いておきたい情報としては、やはりあの魔石ですよね。魔石の危険性について、ヴェールドは知っていたのでしょうか?」


 リビアは連れてきたワーウルフの一人に問いかける。

 彼はヴェールドの側近とも言えるワーウルフだ。

 ワーウルフは首を横に振る。


「いえ、聞かされてはいなかった、はずです。ただ、ヴェールドは多少の危険は承知の上で使用する可能性もあると思います」

「それなら、それについて少し問いかけてみましょうか」


 リビアはそういうが、俺は少し悩んでいた。


「ヴェールドも、ある程度どのような力かは聞いていたはずだ。聞いておきたいところではあるが、かなり怪しまれる可能性が高い」

「……そうですね。どうしましょうか」


 リビアが考えこんでしまい、俺たちは口を閉ざす。

 ヴェールドがヴァンパイアとどのような会話をしたのかが分かれば、怪しまれない質問も思いつくのだが。


「魔石については追加でほしいと言って、そこからどうやって作っているのかを問いかけてみるのはどうだ?」

「興味本位、程度の軽い気持ちで聞くのなら問題なさそうですね。オルフェ様、それでは演技の練習をしましょうか」

「あ、ああ……」


 リビアの言葉に、オルフェは頬を引きつらせながらうなずく。

 皆の視線がオルフェへと集まる。彼は集まった視線にどこか緊張した様子だ。

 こほん、と咳ばらいを一つしてから、オルフェは口を開いた。


「魔石を、追加で用意してほしい。それと、聞きたいがあの力はもう少し抑えられないか? 仲間が何人か死んでしまったのだが……ど、どうだ?」


 オルフェは不安げにこちらを見てくる。

 前半部分だけを聞けば、ヴェールド

だが、オルフェらしい優しさが言葉の端々ににじみ出てしまっている。


「どうだ?」


 俺はちらと側近だったワーウルフへと視線をやる。

 彼がもっともこの中でオルフェの演技を評価出来るだろう。

 彼はふりふりと首を横に振った。


「ヴェールドは、もっと厳しい男でした」

「だ、そうだ」

「……だ、だよなぁ」


 オルフェは大きく息を吐いてから、こほんと咳ばらいをする。

 

「まあ、演技に関してはもう少し練習をするとして、ヴァンパイアの対話に話を戻そうか」


 俺がちらとリビアを見ると、彼女もこくりと頷いて話を再開する。


「その後ですよね。わざわざヴァンパイアがこちらに近づいてきたということは、何か要求があるはずです」

「そうだな」


 何もなしで力を貸すようなことはしないだろう。

 下界の俺たちがいる地域を支配したい、とかだろうか?


「もしも、ヴァンパイアが下につくように言ってきた場合はどうしましょうか?」


 リビアが口にした可能性は十分に考えられる。

 ヴァンパイアとワーウルフでは、種族的にはヴァンパイアのほうが力は上だ。

 

「断って相手の出方を見ていいはずだ」


 もともとヴェールドとヴァンパイアの間でどのようなやり取りがあったかは分からない。

 だからこそ、反抗的な態度をとることに意味がある。

 それで、向こうがどのような目的でワーウルフに近づいてきたかも分かるはずだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ