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ハズレスキル『ガチャ』で追放された俺は、わがまま幼馴染を絶縁し覚醒する ~万能チートスキルをゲットして、目指せ楽々最強スローライフ!~  作者: 木嶋隆太
第三章

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第31話

次回更新から土曜日になります。



 今後の予定が決まった俺たちは、それぞれの役目に分かれて活動をしていくことになった。


 リビア、オルフェ、スフィーたちにはそれぞれの種族の底上げを頼んだ。

 オーガとの抗争を、そして今後も亜人たちとの戦いが続く可能性もある。


 それらを考慮すれば、強くなっておいて損ということはない。

 ヴァンニャには魔道具の製作を頼んでいる。この前頼んだ光魔石を用いた投げ道具や、街の生活に必要なもの。あるいは、武器に魔石を組み合わせ、疑似的な魔法の使用などができるように現在は試行錯誤を重ねてもらっているところだ。


 とりあえず形になったのは、光魔石だ。閃光魔石と名付けられたそれは、魔力を込めて数秒後に強い光を放つ魔道具だ。

 魔石が持っている力以上の光を生み出すため、一度使用すると魔石は壊れてしまう。

 

 まあ、使い捨てられたほうがいいと思う。だって、拾われて相手に利用されても困るからな。


 俺の主な仕事は拠点作りだ。

 オーガたちの拠点に負けないくらいのものを作る必要がある。


 建築術を使っていけば、一応村を覆うように外壁を作ることもできる。

 もちろん、素材として石などは必要になるが、それらはみんなに用意してもらっている。


 ただ、そこまで頑丈ではない。たぶんだが、ゴーレムたちが造っていたものの方が頑丈だとは思う。

 村の中を歩き、建物、畑などの確認も行っていく。


 そうして数日が経過していったときだった。

 俺が自室で休んでいると、一人のワーウルフが訪れてきた。


「あの、クレスト様」


 部屋へと案内したところで、ワーウルフが口を開いた。


「どうした?」

「ヴァンニャ様に言われていた新種の魔物を二種をそれぞれ二十五体倒しました。それとは別に見覚えのない魔物もいまして……」


 ワーウルフに言われ、俺はガチャの画面を開く。

 アサシンガチャを見てみると、ポイントは10000ポイントまで回復していた。

 これで二十二回分のガチャが回せるが、さらにその一種も合わせればもう十一回分のガチャが回せるな。


「そうなんだな。それはどうしたんだ? 見た限り、倒してはないよな?」


 威圧的になりすぎないように、しかしそれなりの威厳は持つ必要がある。

 何とも難しいバランスの中で問いかける。

 ワーウルフはこくこくと首を縦に振る。


「はい。そいつがかなりすばしっこくて。それに探知系のスキルでも持っているのかもしれませんけど、オレたちの接近にすぐ気づいて逃げちゃうんです。それも逃げた先が北側ですので……あまり深入りしすぎてしまったらオーガたちに見つかる危険もあるかなって思って」

「……ああ、なるほど」


 ワーウルフが言うように、あまり北に行きすぎてしまうとオーガたちと遭遇する危険がある。

 しかし、ポイントを稼ぐことを考えれば、その魔物も二十五体倒しておきたい。


「分かった。それじゃあ、俺が行こう」

「す、すみません。わざわざクレスト様に出てもらうなんて」

「いや、そもそも俺のために皆が魔物を倒してくれているんだしな。むしろ、追いかけて北に行かなくて助かってるよ。他の人たちにも、あまり北に行き過ぎないように伝えておいてくれ」

「分かりました」

「それじゃあ、どんな見た目の魔物か教えてくれないか?」

「そうですね。羊の毛をこう集めて丸めた、みたいな感じの魔物でしたね」


 ワーウルフはこねるような動きとともにそう言った。


「分かった。サイズはどのくらいだ?」

「クレスト様の頭くらいでした。見た目は遅そうなのに、こちらに気づいた途端滅茶苦茶早く動くので気を付けてください」

「分かった」


 なんとなく魔物のイメージが浮かんだ俺は、ワーウルフを立ち去らせたあと、出発の準備を始めた。

 今すぐに対応しなければならない仕事もないので、ある程度自由には動いても問題ない。


 ただ、さすがに無言で立ち去るというのもリビアたちに心配をかけると思うので、とりあえずリビアくらいには用件を話しておこうか。


 いや、その前に……ガチャも回したいな。

 服を着て、剣を腰につけた俺はすぐにガチャの画面を開いた。


 先ほど確認したように、ガチャポイントは10000ある。これでガチャを二十二回分回せる。

 どんなスキルが出るか楽しみだ。


 ガチャについてはリビアが一緒にいるわけではないので、さくっと見ていこう。

 ひとまずガチャを回してみると、虹スキルは二つだった。


 虹スキル以外はさっさと見ていく。目新しいスキルは何もない。


 いよいよ次は虹スキルだ。

 まだ持っていない新スキルは、弱点看破と変身だ。


 どちらか出てくれれば嬉しい。ただ、これからやろうとしている作戦を考えれば、アサシンのレベルアップもしたい。

 つまり、何が出ても当たりだ。下界に降りたときと比べて気軽にガチャを回せていいな。


 そんな気持ちとともに、虹色の玉へと手を触れた。


《虹スキル》【アサシン:レベル1】【弱点看破:レベル1】


 おお! 出たぞ新スキル!

 弱点看破についてはある程度予想はできるが、さっそく鑑定を使って調べてみよう。


『弱点看破 相手の弱点を見ることができる』


 そのまんますぎて、鑑定から得られる情報だけではよく分からない。

 こういうときは実践あるのみだ。


 俺は自室の窓である木製のそれを開き、外を見てみる。ちょうど、ワーウルフがいたので弱点看破を使用する。


 ワーウルフの体にマークのようなものが見える。

 それが、弱点のようだ。

 心臓や首、股間などはもちろん分かる。


 ただ、それとは別に左膝にマークがついていた。

 なんだあれは? 俺が気になってそれについて調べてみようとすると、効果時間がきれた。

 もう一度発動する。レベル1だと効果時間が短いのが厄介だな。

 

 二度目の発動で先ほどの左膝のマークについて再確認してみると、なるほど。

 左膝をどこかにぶつけたのかダメージが蓄積しているようだ。

 なるほどな。


 首、心臓以外の弱点を狙う場合に使えそうだ。


 さらに便利なのは、例えば建物なども弱点看破の対象だった。

 ちらと見てみると、まだ取り壊していなかった北のワーウルフたちが造った建物の弱点が見えた。


 どの部分に負担がかかっているのかが分かるため、例えばそこに攻撃すればいとも簡単に崩すことができるだろう。

 思っていた以上に便利なスキルだ。多少なら、壁を貫通しても見える。鑑定や感知術と組み合わせれば、視覚外の敵を発見することもできる。


 これはアサシンとして、俺の能力が格段に上がったな。

 次のガチャにいこうか。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 変身とあるが以前のガチャ説明は『変装』だった。 ……変身の方が便利そうだから誤字システムは使わない。 使うなら過去話に使う。(*使わない)
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