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序章:勇者だと思ったら魔王だったよ

前回のあらすじ

フロートさんと共にネロはギルドへむかった

 僕は道を歩いていく。

 獣人を奴隷にしてるんだなこの国は。

 よく漫画とかラノベとかでは見るけど、やっぱり胸くそ悪いな。

 そんなこんなでギルドについた。がっしりした体つきの男がこっちに近づいてくる。


「おい、あんちゃん。悪いことは言わねぇ。てめぇみてぇのが来る所じゃねぇんだ!」


 あーあるよねこういうの。

 お決まりの展開ってやつ?

 ギルドにつくと絶対喧嘩売られるやつ。


「マスカレーダ!あなた冒険者ランクB級に上がったからって調子に乗りすぎです。彼はユウシャ様ですよ!」


「そんなひょろっこいのがかぁ?」


 まぁひょろいですよ。

 僕は三流大学を出て就職したけど、ゲームに漫画にライトノベルと、食費を割いてたらこんな身体ですよ。


「ステータスをみればわかりますよ!」


「うるせぇ!」


 マスカレーダと言う男は殴ってきた。


「あー女性を殴るのはよくないですよと」


 僕は彼の手を受けとめる。

 【身体強化】はレベル1だけどすごいや。


「くそっ。離しやがれ」


 大したことないな。

 さすが勇者(ゆうしゃ)って職業は違うな。

 どう見たってガタイ差で負けるのに。


「女性を殴ろうとしといて都合がいいというものだよ」


 メキメキっと嫌な音を立てる。


「悪かった悪かったって」


「謝るのは彼女の方じゃないのか?」


 ガタイのいい男は泣きじゃくってる。

 まぁ自業自得だから仕方ないけどね。


「フロート。殴ろうとして悪かった」


「あーユウシャ様が怒ってないならいいんですよ」


 フロートさんは僕をどんな目でみてるのか。

 もう狂信者だよ。


「じゃあステータスを確認しましょ。ユウシャ様」


「そうですねフロートさん」


 俺達はギルドの受け付けに行く。


「こんにちわ。私は受付のコーカと申します」


 コーカさんか。やっぱりというか当たり前だけど日本人の顔じゃない。

 でも受付嬢って言うのは美人ってお決まりだよね。


「こんにちわ。僕はネロ。ステータスをみたいんだけど?」


「はい。冒険者ギルドに登録してもらってもよろしいでしょうか?」


「はい!」


 僕は書類を書く。

 どうやら日本語でも大丈夫なようだ。

 ご都合主義感謝!


「じゃあ次にステータスを見るのでこの水晶に手をかざしてもらってもいいですか?」


 僕は言われたとおり水晶に手をかざした。水晶の上にステータスが表示される。


――――――――――――――――――――――――

ネロ・アプレンティ


年齢:15歳


職業:勇者


ステータス

 

レベル:Lv1

筋力:120

魔力:150

体力:200

敏捷:180


スキル

【不屈】      Lv1

【身体強化】    Lv1

【統率】      Lv1

【魔人化】     Lv1

――――――――――――――――――――――――


 うん。女神様に見せられたとおりだ。


「え・・・嘘・・・」


 フロートさんが何かに驚いている。


「魔人化って・・・それに・・・」


 ガタンっ

 マスカレーダが椅子から転げ落ちる。


「あぁぁぁぁぁ。すいませんでしたぁ」


「全員そこの()()()を捉えなさい」


 受付の人の合図により、冒険者全員が僕を取り押さえてくる。

 魔王?僕が?僕は勇者で魔王じゃないのに!


「い、痛い!ど、どういうこと?フロートさん」


「やめて汚らわしい。ユウシャ様と偽るなんて。意地汚いマオウのやることだわ」


「フロートさん。申し訳ございません。彼について事情聴取よろしいですか?」


「森に落ちてたところを拾ったのよ。まさかマオウとは思ってなかったのよ」


 僕は放心情態でいた。

 あんなに優しかったフロートさんの豹変ぶりに耐えられなかった。

 僕は冒険者ギルドに駆け付けた衛兵に手錠をかけられ、牢屋へとぶち込まれた。

一読ありがとうございます。

眠たい中書いたので誤字脱字あるかもしれません。

異世界物ってギルドに入ると大抵絡まれるか驚かれるかですよねー。

よろしくお願いします。

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