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4 スキル確認

 北門に着いた。門を出ると少し遠くに兎と戦ってる人がいる。というか、多い。兎が間に合ってなくて取り合いになってるね。狩りをするならもう少し進もうかな。


 とりあえず、戦闘する前にスキルの確認だね。自分が何を出来るか知らなくちゃ戦えない。

 まずは1番気になる[分体Lv1]を確かめよう。

 説明を見ると、自身の分体を出すといったなんともアバウトな説明だった。私が出てくるのかな?とりあえず出してみる。


 スキルを発動させたら蜘蛛が出てきた。

 そう、蜘蛛だ。握りこぶしくらいの大きさで、キャラクタークリエイトで出ていたあの蜘蛛のようだ。

 つまり、蜘蛛が分体ってことなのだろう。

 そういえば人間の体と蜘蛛の体があるって説明にあったね。つまりこの蜘蛛は私の体の一部ということだね。

 …この蜘蛛、動かせるには動かせるけど人間の体の動かし方とのギャップがありすぎて、このままじゃ戦闘なんてとてもじゃないけどできない。しかも感覚が共有されていて不思議な感じ。視界とか音とかが2つある。でも、意識的に切り替えたりは出来るから何とかなりそう。練習が必要だね。


 とりあえず練習しながら他のスキルを確認していこう。

 次は[蜘蛛糸Lv1]を試してみよう。説明を読むと[粘綱糸]と[射出]の複合スキルみたい。試してみると、指先から糸を出せた。

 [粘綱糸]はくっつくけど柔らかい糸とくっつかないけど硬い糸を出せるようで、これは出したあとでも変えられるみたい。ファンタジーだね。あと、太さも変えられそう。どっちもまだLvが低いせいかあまり変えられなさそうだけどLvが上がればかなり強そうだね。

 [射出]はその名の通り糸を飛ばせた。これで飛ばせば色々なところに糸を張れそうだね。

 そして分体の蜘蛛からも糸を出せた。もちろんお尻から。スキルも全部共有してるようだね。これは蜘蛛をうまく使えばなかなかすごいことになるのでは?この蜘蛛は私のステータスが反映されてるみたいだからかなり速いし。


 次は[蜘蛛毒Lv1]を確かめよう。説明では[毒]と[溶解]の複合スキルみたい。試したら手から滲むように出てきた。ばっちい……。でも私の体は効かないみたいだね。自分の力で出したものは自分自身には効果ないのかな?


 そして蜘蛛からは口から出るようだ。噛み付いて出せば良さそうだね。噛み付きたくないけど。


 次に[立体機動]だね。これはそのままの意味で、立体的な動きがやりやすくなるみたい。これなら平原より森の方が戦いやすそうだ。今は無理そうだけどLvが上がれば糸の上とかに立てるかもしれない。楽しみになってきた。


 [鑑定]は試しに地面の草を鑑定したら<雑草>と表示された。でも、これだけじゃよく分からなかったから分体の蜘蛛を鑑定してみたら<不明>とでた。多分鑑定のLvが足りないのだろう。


 次に[梟の目]を試してみると、遠くにいるプレイヤーがはっきり見えた。Lv1だと100mくらいかな。あと少し影が薄くなったように見える。


 最後にお待ちかね、[空間魔法]!!Lv1の魔法は[空間指定]だね。試してみたら、指定した空間にほかの空間魔法を放つといったものだった。

 え?それだけ?それってつまりLv上がらないと使えないってことじゃん。ってことはLv上がるまでお預けかー…。

 まぁ幸い[空間指定]はMP使わないみたいだし、移動中とか暇な時に使ってLvあげよう。早く上がるといいなぁ。


 さて、スキルも分かったしそろそろ行きますか。目指すは森!平原は人多いし立体機動が生きないからスルー!

 目的は肉!豚!牛!美味しいもののためにレッツゴー!

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