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あるネットゲームで少女と出会った話  作者: 雲隠れ
2章 神は死に賜うた
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地獄の冥狗と覚醒

僕「いくぞっ!!」


まずは作戦通り、僕と仮面さん、カレーの三人でヘルハウンドを一体ずつおびき寄せる。

仮面さんは懐から取り出したリボルバーに矢をセットし、犬が近づこうとした際に

強力な弓攻撃を放ち吹き飛ばしている。


ヘルハウンドの厄介なところは物理攻撃の他に炎魔法での遠距離攻撃を行ってくるところだ。

しかし、仮面さんの使っている弓はその射程よりも広い。弓さえ外さなければ安定して倒せそうだ。

僕も炎魔法のワンドを取り出し、ヘルハウンドへと向き合う。


お互い炎の魔法を使う同士、通常であればその射程も五分である。

しかし、この魔法のワンドを持つことで炎魔法の射程が若干伸びるのだ。

ついでに威力も上がる。弓と違い、魔法には外すということは無いため

マジックポイントが尽きない限りはこれで安定するはずだ。


僕「ははは、犬がゴミのようだ!!」

仮面「黙って倒せ^^」


さて、問題のカレーだが見事にヘルハウンド先生の炎魔法に吹き飛ばされている。

幸いサポートについている友人のヒールで負傷のケアは間に合っており戦線崩壊の危険はなさそうだ。

ただよく飛んでいる。いつもよりよく吹き飛んでいる。


カレー「ちくしょー!近寄れない!!」


近寄ろうとするとヘルハウンドの炎魔法が飛んでくる。そして吹き飛んでる間に距離を詰められ

近接攻撃でボコボコにされている。あのワンコえげつねえなぁ。

ボコボコにされすぎて、流石に回復用の魔力が尽きたのか、友人がペットのハーブ豚を召喚し

ハーブ豚に預けてある魔力ポーションを取り出した。そしてそれをヘルハウンドがじっと見ている。


ハーブ豚を新たな敵として認識したヘルハウンドは、カレーを差し置きまっすぐハーブ豚に駆け出し炎魔法を繰り出した。


ハーブ豚「PGYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」


吹き飛ぶハーブ豚。不謹慎だが火あぶりになって実に美味しそうである。

幸い瀕死の状態で友人が召喚を解除し一旦その姿を消した。


友人「^^###」


友人はヒールワンドを打撃用ワンドに持ち替えた。


カレー「ちょ、ちょっ、回復が無いと俺すぐ死にますよ!」

友人「あの犬にちょっとお仕置きしてくるね^^」

カレー「へ?」


友人の手に持っている打撃ワンドは魔法使いの魔力を打撃の力に変えて繰り出す武器で

高い魔法力を持っていればいるほど力が上乗せされる。加えてハーブ採集や羊毛の確保など

普段農夫の様な生活をこのゲームで送っている友人の腕力はへっぽこ魔法使いの僕を遥かに上回る。


ヘルハウンド「!?」


その殺気にヘルハウンドが反応するも、時はすでに遅い。カレーに炎魔法を放った直後で

二発目を繰り出すにはタイムラグが有る。その隙きを突き友人の打撃ワンドがしなる。



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結論から言うと、そこからは友人のワンサイドゲームで、ヘルハウンドを完封した。

強撃で壁まで犬を吹き飛ばし、範囲攻撃で足を払い敵の攻撃にはカウンターを繰り出した。

為す術もなく崩れ落ちるヘルハウンド。その死因はターゲットを誤ったこと。


僕と仮面さんも順当にヘルハウンドを討ち取り、無事にダンジョンをクリアした。

ちなみに怨念の力で材料2は友人の倒したヘルハウンドからドロップした。


僕「いやー、みんな無事でクリアできてよかったね。」

仮面「うむ、本当だ。」

友人「は?うちのブタちゃんがひどい目にあったんだけど?」

僕・仮面「す、すません・・・。」

カレー「一番ひどい目にあったの俺ですけどね・・・。」


何はともあれ、これで残り8個だ。

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星球大賞2
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