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あるネットゲームで少女と出会った話  作者: 雲隠れ
2章 神は死に賜うた
19/29

言葉の反対は

変身能力の獲得を目指して今日も鍛錬に挑む。

日々行われる鍛錬の結果、ダンジョンを周回するスピードも上がり

ゴブリンとゴーレムのダンジョンをクリアしても、ゲーム内時間で1日かからずにクリアできるようになってきた。

かわりに祈る時間が増えた。


カレー「いや、それ普通にサボってるだけじゃないっすか、二週目行こうよ。」

僕「おかしい、僕の心の師匠はこのやり方で音を超える拳を手に入れたはず。」


仕方ないので祈る時間を切りやめ、別のダンジョンに向かった。

今回ダンジョンに向かう目的は新しい力を手に入れるためだ。


変身能力欲しい→敵強い→倒す力がいる→新しいスキルが必要。


その新しいスキルを手に入れるためには、10個の材料がありこれを手に入れる必要がある。

そして集めることで覚えるのは、炎魔法の上位版の爆熱魔法。溜め時間こそかかるが、破壊力はゲーム内随一だ。

ただし、覚えるための材料には難易度が難しいものもあり、10番目の素材は非常に難しいダンジョンの報酬となっている。


しかし、僕には秘策がある。

とりあえずは最終材料以外を頑張って集めれば1〜2週間で集まるので、それらを順次集めていくのが当面の目標だ。


今回のダンジョンでは材料の1と2が手に入る。

このダンジョンでの主な敵はコボルトで、ゴブリンの上位種である。身体的な能力が少し強化されている。

ただ、行動パターンは非常に似通っており、今の僕たちの敵ではない。はずだった。


僕「ひでぶっ!」

カレー「僕さん!!!」


コボルトアーチャーの弓に吹き飛ぶ僕。


仮面「安らかに眠れ、仇は取る。」

僕「ま、まだ生きているわっ!!」


ゴブリンの上位種だけあって、耐久度が増しており弓を使うアーチャーにたどり着くまでが非常に辛い。

前衛の耐久度が上がっており、思ってた以上に厄介だ。


ゴブリンを相手にしている程度の舐めプ装備(※舐めたプレイ)では殲滅力が追いつかない。


僕「油断しただけだし、装備変えるし。大丈夫だし。」

仮面「 ^^ 」


武器をその辺で拾った木刀から街で購入したツーハンドソードに切り替え、コボルトの村に襲いかかる。

貴様は俺を怒らせたっ!!


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流石に本気を出した後は順調にコボルトの駆除が進み、アーチャー達にも遅れをとることはなかった。

そのまま歩を進め、途中のハーブ採取部屋までたどり着いた。

前衛戦士の僕とカレーはこの部屋で、休憩をする。

仮面さんと友人はポーションの調合も行うので必死にハーブ採集をしている。


今日はこの四人でダンジョンに潜っているのだが、今のところ問題なく周れている。

目標だった材料1も無事にゲットすることができ、残りは材料2だ。

この材料達はそれぞれが古の魔法使いが残した魔力の塊で、それを10種類集めることで

その魔法使いが遺した古代魔法を獲得できるという寸法だ。


残りはこのダンジョンのBOSSからドロップする材料2を、手に入れればミッションコンプリートだ。

ハーブ部屋を抜け、もう少し行けばBOSS部屋に着くはずである。

ここのBOSSは古代の魔法使いが魔法で作り出した地獄の番犬、ケルベロスだ。






今話のタイトルは次話のタイトルとセットです。

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