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転生した世界のため、チートな亜人嫁たちと悪神倒します  作者: 雪ノ町 リョウ
第六章 青年期前半 幸せ編2 〜あいさつと初夜〜
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幸せな朝

 目が覚めた。

目覚めると女神が俺の頭を撫でながら、微笑んでいた。



「ティリル?」


「おはよ、リョウタ」


「おはよう。

なんで腕枕してるの?」



 そう、俺はティリルに腕枕されていた。



「してあげたかったからだよー」


「そうなんだね。

ていうか、途中から記憶ないんだけど」


「そりゃそうだよー。

リョウタ、途中で寝ちゃったんだもん」


「えっと、入れっぱで?」


「そ。入れたまま、私の方に倒れて、そのままねー。

ベッドに寝かせるの大変だったんだよー」


「ごめん」


「謝んなくていいんだよー。

寝かせてあげたら、リル姉、ありがとーって言ってたかんねー」


「そっか。ありがとう、リル」



 そう言うと俺は彼女に抱きしめられた。おっぱいが顔に当たってるっ。



「放して、リル。苦しいから」


「はい」



 放してくれた。



「あっ、リョウタ、する?」


「なにを?」


「下半身見たら分かるよ」


「は?」



 視線を移すと剣が戦闘態勢になっていた。



「しなくていい!」


「じゃあ、手でやったげるねー」



 そう言って、ティリルは剣を握った。


「止めて。出ちゃうから」


「一回してスッキリしといた方がいいと

お姉ちゃんは思うなー」


「二人が待ってるかもしんないじゃん」


「大丈夫だよー。

フィアはご飯作ってるし、

クロネは朝練してるし、

一回くらいすぐだよー」


「でも、くはっ」


ディバインバスターしてしまった。


「リルのバカ」


「にひひ」


「もう笑ってないで汗流してきて」


「無理だよー」


「なんで?」


「今動けないんだー。

眠る前は大丈夫だったんだけど

起きたら動けなくなってて。

だからリョウタ、先浴びておいで」


「分かった」



 ティリルに好きだと言って、口づけした。そして、パジャマを着て部屋を後にした。


ーー


シャワーを終えて、脱衣所にある鏡を見ている。


「なんか成長してないよな。

フィアたんたちはいい感じなのに。

やっぱり四ヶ月はでかいのか?

いや、フィアたんたちは女の子だから

早いんだ、きっと」


そう言ってると扉が開いた。


その方向を向くと

剣道着を着た黒髪美少女と目があった。

黒髪美少女は顔を真っ赤にして扉を閉めた。

俺が何も着てなかったから。

普通、女の子の着替えを見てしまって

決闘するパターンだろ!


服をそそくさと着ていると扉の向こうで声が聞こえてきた。


「おはよー、クロネ」


「おはよう」


「リョウタまだ浴びてるんだ?」


「違う。鏡の前でなんかしてる」


「なんかって分かんないんだ?」


「分からない」


「お待たせ」


扉を開けて言った。


「おはよう、クロネたん」


そう言って、彼女にキスをした。


「お、おはよう。

ごめん、見てしまって」


「いや、俺がさっさと着てなかったから

クロネたんは悪くないよ」


「そう?」


「リョウタ、鏡の前で何してたのかな?」


「えっと、フィアたんとクロネたんは

ちゃんと成長したけど

俺はあんまり成長してないなって思って見てたんだ」


「そんなことないよ。

リョウタも同じくらい成長してるんだよ」


「例えば?」


「クロネ」


「なに?」


リルはクロネに耳打ちした。


「な、なんで私が言わなきゃいけないの?」


「クロネが言ったら喜ぶよー。ほら」


「う、うん。リョウタ」


「ん?」


「あの、えっと、わ、私たちを妻にしてくれた子は

立派だったから」



クロネは顔を真っ赤にして恥ずかしそうに言った。

そんな彼女に剣が反応した。



「あっ。その、今は汗かいてるから。

居間にいるフィアにしてもらって」


「えっと、なんで分かったの?」


「匂い」


「そ、そっか」


「うん」


「私がしたげよっか?」



 ティリルが言った。



「いいよ。

我慢できなかったら、フィアちゃんに頼むから」



 そう言って、俺は脱衣所を後にした。



ーー


 リビングに入ると目隠しされた。



「だ〜れだ?」


「えっと、愛しの天使かな?」


「名前で」


「フィアたん?」


「そうだよ」



 視界をおおっている手が退けられた。



「おはよ、リョウちゃん」



 俺の正面に来たフィアーナが微笑んで言った。



「フィアたん」



 俺は彼女に抱きついた。

 口づけして、彼女の口内に舌を入れた。



「……はぁ、舌まで入れるなんて。

リョウちゃんのばか」


「ごめんね。

フィアたんが可愛いことしてきたから、つい」


「ふふっ、ほんとリョウちゃんは、私が大好きだよね」


「そりゃそうじゃん。

フィアたんは俺の嫁なんだから」


「嫁だなんて、えへへ。

あっ、朝ご飯出来てるよ。

二人で済ましちゃう?

クロネちゃんたち待つ?」


「フィアたんといちゃいちゃしながら食べたいから

先食べてよ」


「じゃあ、準備するね」



そう言ってフィアはキッチンに向かった。


ーー


「リョウちゃん、はい、あーん」


「あーん」


「美味しい?」


「超うまい。

てかフィアたんに口移しで食べさせてほしい」


「食べ物は無理だよ。飲み物ならいいけど」



無理だよの部分以外小声だったが

無駄に耳がいい俺には丸聞こえだった。



「飲み物ならいいの?」


「う、うん」


「じゃあ、今度して」


「うん」


「はい。フィアたんもあーん」


「あーん」



俺とフィアたんが食べさし合いっこしていると

クロネたんとリルが入ってきた。



「あっ、いいな、フィア。

リョウタと食べさしっこ。

私もしたいなー」


「なくなっちゃったから

食べさせるだけでいいんならするよ」


「お願いするね。

クロネも食べさせてもらうよね?」


「う、うん」



そして二人に食べさしました。

超可愛かった。



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