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転生した世界のため、チートな亜人嫁たちと悪神倒します  作者: 雪ノ町 リョウ
第六章 青年期前半 幸せ編2 〜あいさつと初夜〜
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フィアーナとクロネ

俺の体調は一晩寝たら治ったので昼くらいに

スカーレットの家に帰ってきた。

それから夜までごろごろしていた。



「リョウタ、今日しよっか?」


「リルちゃんが良いんならいいよ」


「じゃあ、決まりねー。

リョウタの部屋で待ってるかんね」


そう言って、フィアたんとクロネたんと

三人で脱衣所に行った。

俺も行っていいだろうか?


ーー


風呂を済ませ、寝室に向かう前に

戸締りの確認をする為にリビングに入ると

フィアたんとクロネたんが話していた。



「なんでまだいんの?」


「リョウちゃんを待ってたんだよ」


「なんで待ってんの?」


「その、寝る前に

き、キスしてほしくて待ってたの」



クロネちゃんが恥ずかしそうに言った。

クロネたん、デレ過ぎだろっ。



「フィアたんも?」



リビングの外に繋がるとこの鍵を見ながら聞く。



「うん」


「したら止まんなくなって最後までしちゃうよ」



玄関に向かうと二人もついてきた。



「じゃあ、私たちの部屋まで

一緒に行くだけでいいから、ね?」


「ここも閉まってるしオッケ。

それぐらいならいいよ」



戸締り確認を終えて返事した。



「やった!」


フィアたんはクロネたんに抱きついた。

百合百合しいな、おい!

俺がリル姉とするとき、二人でいちゃつくだろ?



〜〜


「二人っきりだね、クロネちゃん」



 フィアーナは隣に寝ているクロネに言った。



「それがどうしたの?」


「私、クロネちゃんが好きだよ」


「そう。私も好きだけど」


「じゃあ、キスしよ?」


「えっ? 友達としてじゃないの?」


「違うよ。

私はリョウちゃんが好きだけど、

クロネちゃんともいちゃいちゃしたいの」


「意味がーー」



 フィアーナがクロネに口づけして、彼女の言葉を遮った。



「クロネちゃんの唇、柔らかいね」



 フィアーナは笑顔で言った。



「フィア!」



 クロネはフィアーナを抱き寄せ、貪るように口づけした。



「クロネちゃん」


「フィア」



 二人は抱き合って、口づけし、舌をーー。



〜〜



「リョウタ。じっと見てどうしたの?

抱きつきたいの?」


「大丈夫。そういう訳で見てたんじゃないから」


「リョウちゃん、我慢しちゃダメって約束したでしょ?」


「いや、そうじゃなくてここだと風邪引くし」


「分かったよ。また今度。って言わないっ」



二人に腕を掴まれた。



「これで逃げられないよ」


「いや、逃げようとしてないし」


二人に手を引かれて

フィアたんたちの部屋に連れてかれた。




ーー


「リョウちゃんは私とクロネちゃんにどうしてほしい?」



部屋に入るとフィアちゃんが聞いてきた。



「えっと、二人に前後から挟まれたい」


「じゃあ、私とクロネちゃん、

どっちが前に来てほしいの?」


「フィアたんがいい」


「分かった」


そう返事したフィアちゃんが前から抱きついてきて

クロネちゃんが後ろから抱きしめてきた。

やばっ。

大きな柔らかいのとそれよりも大きい柔らかいのに挟まれてるっ。


「えへへ、

大好きな二人とこうしてくっつくの

幸せだね」


「私もリョウタとフィアとこうしてるの幸せ」


「リョウちゃんは?」


「俺がお願いしたんだから

幸せに決まってるよ。

こんな可愛い嫁二人に前後から抱きつかれて、

二人の胸も当たってるし」


「ふふっ、リョウちゃんって

おっぱい好きだよね。

私のもクロネちゃんのも夢中で吸ってたもんね?」


「仕方ないじゃん。

二人はすごく好みなんだから」


「そうだね。

私とクロネちゃんはすごく好みなんだよね。

リョウちゃんは私と千年、一万年、一億年一緒に居られる?」



一瞬、意味がわからなかった。

でも俺は思い出した。

リュートさんが言っていた

真祖はずっと生きてると。

フィアちゃんは真祖の力を持っている。

ということは

フィアちゃんも途轍もない時を過ごすことになる。

俺はフィアちゃんが一人ぼっちで泣いてる姿を

想像して胸が締めつけられた。

だからフィアちゃんをぎゅっと抱きしめた。


「生き続けられるんなら一緒に居たい」


「ほんと?」


「本当だよ。

フィアちゃんを一人にさせたくないから

なにか方法があるんならフィアちゃんとずっと居たい」


「あるよ」


「なに?」


「真祖は想い合ってる異性を眷属にできるの。

その眷属になった人は真祖が死ぬまで生き続けられるようになるんだよ」


「どうしたら眷属になれる?」


「儀式をして血を捧げたらなれるよ。

でも私は目覚めてないからまだできないの」


「そっか。じゃあ目覚めたら眷属にならせてね」


「でもなっちゃったらお姉ちゃんとセラちゃん、

それに私たちの子どももみんないなくなっちゃうんだよ?」


「悲しいけどフィアちゃんを一人にさせたくない方が

優ってる。

だからならせて」


「うん。分かった。クロネちゃん」


「なに?」


「その、同性も眷属にできるんだけど

クロネちゃんもなってくれないかな?」


「いいよ。

二人とずっと居たいから

フィアの眷属にしてほしい」


フィアちゃんは瞳を潤わせて、

俺をぎゅっと抱きしめた。


「うぅっ、ありがとっ、二人ともっ。

私っ、お母さんに聞いたときっ、

二人が拒否したらまた一人ぼっちになっちゃうって

すっごく不安だったのっ」


「なるに決まってるよ。

フィアちゃんが俺と出会うまで辛かったの知ってるんだから」


「うんっ。大好きだよ、リョウちゃん」


フィアは涙を拭って笑顔で言った。


「フィアーナ」


俺はフィアちゃんと唇を合わせ、舌を絡めた。


「ほら、クロネも」


「う、うん」


クロネを前に来させて、

フィアと同じように唇を合わせ、舌を絡めた。


「二人ともずっと愛すから」


俺は二人を抱きしめた。


「「うん」」


「よろしくね、リョウちゃん」


「約束だから」





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