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ワイワイ  作者: マルマル
8/8

試験結果の発表

「5人将に選ばれた者は、リーダーとなって、他の4人のメンバーを選んでもらう。」


「おいおい。ジョン。チャンスじゃないか?」

「何で?」

「リーダーに選ばれたら、メンバーを決めれるだろう?

 そしたら、アズサを選べば話せる機会が増えるじゃないか」

(その時は、私を外してね。面倒だから( ゜Д゜))


「おお!!! その通りだ。」

ジョンは目をつぶって、祈り出した。


「それでは発表する。」

試験で目立った者達が呼ばれた。

「まだかなぁ。まだかなぁ。」

ジョンは手を上下に擦りながら祈った。


「以上で発表を終わる。」

ジョンは自分の名前が呼ばれなかった。

落ち込むジョンに、白夜は励ました。


「元気を出せよ。まだ。チャンスはあるぞ。」

「!! 何で?」

「聞いてなかったの? アズサが呼ばれたんだよ。」

それを聞いたジョンは急に笑顔になって、大きくガッツポーズをした。

「よし。天は私を見捨てていなかった。」


「今からメンバーを決めるらしいから、行って来いよ」

ジョンの背中をドンと叩いた。

ただジョンはモジモジして、行こうとはしなかった。

「仲をとりもってくれるって約束したじゃん。」

(くそ~~~覚えていたか。もう少しだったのに(><))


「解った。解った。一緒に行くよ。」

白夜は仕方なく、ジョンと一緒にアズサの所に行った。


アズサの周りには、大勢の人に囲まれていた。

「ジョン。アズサは凄い人気だなぁ。人が多いぞ。諦めた方が良いんじゃないか?」

ジョンは、顔をフンフンと横に振った。


「俺をメンバーに入れてくれたら、役にたつぜ。」

「女一人は寂しいだろ。へへへ。一緒に夜を楽しもうぜ。」

男達がアズサを勧誘していた。


「ヨワイヤツハ、イラナイ。」

アズサは急に殺気を放った。

「ドウ? タメシテミル?」

刀に手を当てて、今にも斬りそうになった。

すると、男達は慌てて消えてしまった。


「フン。クチダケノ、ヤツラガ。」

「怖い~~~。そんな事したらメンバー揃えなくなるぞ。」

笑顔で近づく白夜だった。

アズサは、怖い目で見つめた。

「ナンダ?」


「あ、用は俺じゃなくて、こいつなんだ。」

逃げようとするジョンを捕まえて、アズサの前に出した。

「あ、あの~。メンバーに入れて欲しいんですけど?」

ジョンは、モジモジしながら言った。


ジョンを品定めするように見て、アズサが答えた。

「ヨワソウダカラ、イラナイ。」

ガーーーン((+_+))

ジョンはショックの余り、両手を地面に突いてうな垂れてしまった。


(可愛そうに。好きな人から初めて聞いた言葉が、イラナイって言われてしまったらね~。立ち直れないよ。)

初めてジョンに同情した白夜だった。


「オマエニハ、キョウミガアル。」

アズサは、白夜を指さした。

「俺? 何言ってるの? あんたにアッサリ負けたんだよ。」

アズサは、顔を横に振った。


「オマエ。ナニカカクシテル。」

アズサにズバリ言われて、内心ビックリした白夜だった。

「別に隠してなんかないよ。仮に隠していたら何?」

「モウイチド、ショウブ。タシカメル。」

「やだよ。面倒臭い。」


(ジョンの約束も果たし、違う所に行くか。)

「じゃ。頑張ってメンバー探せよ。」

白夜がどこか行こうとした時、

「チョット、マテ。」

「何?速く新しいメンバーを見つけないと、いけないんだけど。」


「メンバーニ、シテモイイ。」

口先を尖らしながら、照れくさそうに呟いた。

「は?何だって?」

「メンバーニ、シテモイイ。」

さっきより、少し大きな声で言った。

「もっと、大きな声で喋って?」

「メンバーニ、シテモイイ。」

アズサは、怒った表情で大きな声で言った。


「私、いや、俺を?」

もの凄い大きな声だったので、白夜はビックリしてしまった。

アズサは、コクコクと頷いた。


「何でまた?」

「キョウミガアル。」

(別にどの隊に入っても良いけど、何か面倒だなぁ~)

腕組みをして考えていた白夜の視界に、うな垂れているジョンが目に入った。

白夜はニヤっと笑った。


「じゃ。条件がある。ジョンも一緒に入るなら入っても良いよ。」

今度はアズサが考え込んだ。

そして、ジョンが復活した。

「友よ~~~。何て親切な奴なんだ~。」

白夜の手を取って、大喜びをした。


「待て待て。まだ決まった訳じゃない。」

(弱い奴が嫌いだから、断るはずだ。得意のイラナイと言え。

 さぁさぁ。(*´з`))

「イイゾ。」

(え~~~~ さっきジョンの事イラナイって言ったじゃない~~('Д'))


「おおアズサちゃん。ありがとう。」

ジョンはドサクサに紛れて、アズサの手を握った。

直ぐにアズサは手を振り払うと、ちょっと顔を赤らめて、元の無表情の顔に戻った。

「やった。やった。アズサちゃんと一緒なんて幸せだ。」

「アズサ タイチョウ」

「へ?」

「ワタシ ジョウカン。」

アズサは腰に手を置いて、どうだと言わんばかりに、胸を張った。


「あ! アズサ隊長。一生懸命に頑張ります。」

ジョンはアズサに敬礼をした。

アズサは、コクと頷いた。

そして、白夜の方向を向いて、じっと見た。

「ちぇ。解りましたよ。アズサ隊長」

不貞腐れた表情で答えた白夜だった。

だが、アズサは嬉しそうにコクコクと頷いた。


「後、二人どうする?」

「ツヨイヒト、ツレテキテ」

「はい。アズサ隊長」

ジョンは、キビキビした動きで勧誘に行った。


「強い人って、いないよ。もし強いなら、5人将に選ばれてるし、

 他の人に取られているよ。隊長。」

「アズサ タイチョウ」

(名前の方が気になるのか。)


暫くして、ジョンが息を切らして帰って来た。

「ハァ。ハァ。皆、決まっているみたいで駄目でした。」

「なぁ。言った通りになったろう?」

アズサは腕組をした。


「よし。決まったようなので、代表者がメンバーの名前を書く様に。」

進行係りが紙と硯を用意していた。


「じゃ~。隊長よろしく!!」

白夜は陽気な声で言った。

すると、アズサはフルフルと首を振って、

「アンタガ、カキニイッテ」

「はぁ? 何で俺が書ないといけないの?」

「タイチョウ、メイレイ。」


「もしかして、文字を書けないんじゃない?」

アズサは、渋い表情になった。

その顔を見て、白夜はニヤニヤしだした。

「アズサ隊長。私が書きに行ってもよろしいでしょうか?」

ジョンは、困っているアズサに助け船を出した。

白夜は口を尖らせて、もっちょとアズサをからかいたい表情だった。


「キョカスル。」

アズサは、元気を取り戻した。

「ちょっと、トイレに行ってくるよ。」

白夜は、トイレがある方に向かった。

そして、もう一人の男が後を追った。


強烈な殺気を背中から感じたので、咄嗟に前にジャンプして後ろを振り返った。

「ごめんごめん。ビックリさせてしまった?

 速くトイレに行きたいけど、前が詰まっていたからついね。」

カッペは、ベロを出して謝った。


「そう。じゃ~先にどうぞ。」

白夜は警戒した表情でかっぺを見た。

「ホント、嬉しいな~」

笑顔で白夜の前を通り過ぎて、トイレに消えて行った。

(試験会場には色んな奴がいるんだな。)


トイレの個室に入ったカッペは、考えていた。

(やっぱり、素人ではない。スパイだなぁ。)


暫くして、進行係りから発表があった。

「編入先が決まったので、発表する。1番隊、アズサ、五郎丸、…」


「1番隊かぁ~。何か精鋭部隊に入ったような気持だよ。」

ジョンは、嬉しそうな顔した。

「仮に精鋭部隊なら、危険な任務が多いはずだから、

 死ぬ確率も高くなるな。」

「ちょっと。脅かすなよ。」

さっきまで嬉しそうなジョンだったが、急に暗い気持ちになってきた。

その表情を見て、白夜は笑った。


「冗談。冗談。なぁ。隊長。」

「ウデガナル」

アズサは、一見無表情に見えたが、目は嬉しそうだった。

「3人しかいないけど良いのか?」

「大丈夫、俺とアズサ隊長がいればね。」

ジョンはアズサの方に向いたが、アズサは首を違う方向に向けた。


「最後に、秋田様からお言葉を頂戴します。」

「明日、戦場に行くので、今日は酒や食べ物を食べて、しっかり精気を養うように。」

「有り難い言葉を頂きました。それでは、隊毎に分かれて、指定された部屋に移動するように。解散。」


白夜達は1番隊が集まる部屋に移動した。

「お!来た来た。アズサ隊のメンバーは前に来るように。」

すると、2人の男達が立っていた。

「お前たちの所に、この二人が入る事になった。イケメンとククだ。」

「こんな美しい女性の元で働けるなんて、光栄です。」

イケメンは、アズサに向かって一礼をして言った。


「アズサ隊長にちょっかいかけるな。俺の方が知り合ったのが速いんだからな」

ジョンは慌てて、イケメンを威嚇した。

「恋愛に速いや遅いなって関係ありませんよ。」

余裕たっぷりな口調で、言った。

「なんてヤローだ。」

「ウルサイ、ダマレ」

アズサはジョンに向かって、注意をした。

ジョウはしょんぼりした表情になった。


「こいつが、ククだ。」

「ククだ。」

頬に傷が沢山ある男は威厳があった。


「まぁ。二人とも古株だから、解らない事があったら質問するように。」

二人を紹介した人は去っていった。

「座ろうか。」

ジョンは、アズサの隣を座ろうしたが、イケメンと白夜が隣に座ってしまったので、

ククの隣に座って不機嫌になった。


「さぁ。乾杯するぞ。明日の勝利に乾杯~~~。」

1番隊は酒や料理を食べ始めた。

「アズサちゃんは、付き合っている人はいるの?」

イケメンが直球で聞いてきた。

それには、ジョンも前のめりになって聞く態勢に入った。

アズサは困った表情で呟いた。

「ソレハ、」

「ハハハハ、面白い~~~~。」

周りの大きな声にかき消されて、全くアズサの声が聞こえなかった。


「聞こえなかったから、もう1回言って?」

イケメンは諦めずに聞いた。もちろん、ジョンは鼻息が大きくなって聞いていた。

「モウ、イワナイ」

アズサはプイっと顔を背けた。

そして、雑談をしながら盛り上がった。


「クク。ちょっと。」

1番隊の部屋に入り、手招きをして呼ぶカッペの姿あった。

呼ばれたククは、部屋を出ると、辺りを見渡した。

「何でしょうか?」

「妙な動きをしたら、始末をしろ。」

「解りました。」


次の日になり、

「では、出発をする。行くぞ~」

「おお!!」

秋田家の兵士達は、戦場へ向かって行った。

これから、苛酷な戦いがある事を誰も知らない。

こんにちは、マルマルです。

甲子園が始まりましたね。楽しみです。


この後から助丸の戦いを書くつもりです。

戦闘シーンって意外と難しい(><)

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