お金を稼ごう
「ふん ふん ふふふ」
助丸は鼻歌を歌いながら、料理をしていた。
助丸の心の声!(^^)!
(いや~ 俺に家臣が出来るとはな。フフフ。
しかも。剣の強そうな家臣だ。これで、俺はどんどん出世をしてやる。)
「おい。終わったぞ。」
助丸が振り返ると、男の姿をした白夜がいた。
「うぁ。どこから見ても男に見えるな。」
白夜の恰好をジロジロ見ていた。
「それしても、なんだこの服凄く匂うぞ。」
着ている服を匂った。
「そりゃ。俺のお古だからな。3年前くらいの奴だ。
しかも、一度も洗った事が無い。」
自慢げに言う助丸だった。
「何!! 道理で臭いわけか。川で洗濯をしないとな。」
白夜は不機嫌な表情になった。
「所で、死体の片づけは終わったのか?」
「ああ。慣れているからな。」
(慣れているって。お、恐ろしい。)
「あ、そうだ。追っ手の武器や防具を売って金にしよう。」
「ダメだ。 あの武器や防具は特注だから、売れば場所が解ってしまう。」
「ハァ。せっかく金が入ると思ったのになぁ。」
「それより、飯を食いたい。」
「解ったよ。」
台にスープを持って来た。
「また、何とかスープか」
「モロヘイヤスープ。嫌なら食べるな。」
「食事って大事だろ? 色んな物を食べたいなぁ~。」
甘えるような声で助丸に言った。
「家にそんな余裕はありまんせん。」
「ちぇ」
白夜は不貞腐れて、スープを飲み出した。
「このスープは健康に良いスープなんだ。
しかも、安く作る事が出来るから我が家では一番多く出る食事だ。」
「まぁ。味は良いだけど。このネバネバがなぁ~。
な~んか苦手なんだよな。」
「そうだ。これからどうするか。考えないとな。」
「戦で活躍して出世すれば良い。」
「そんな。いつも戦があるわけじゃないんだよ。
だから、まずやる事は」
「やる事は?」
「お金を稼ぐ」
どうだ良い考えだろと言う表情の助丸。
「ふーん。それで?」
助丸の心の声( ゜Д゜)
(ああ!! 流された!! 流された!! 褒めてくれると思ったのに・・・
気を、気を取り直して・・・)
「村長の土地を耕そうと思っている。」
「この家の周りを耕して、苗を植えればいいじゃないか?」
「そ、それはそうなんだが、税が払えなくてな。土地や家を取り上げられてしまったんだ。」
「じゃ~。この家は村長から借りた家なのか?」
「まぁ~。そうゆう事になるかなぁ~。それに」
「まだあるのか?」
「借金をしてまして、返さないといけないだなぁ~~~」
助丸は遠くを見る目で、現実逃避を行った。
ダンっと台を叩く白夜だった。
「借金? いくら借りているんだ?」
助丸は右手で3と示した。
「30万ガンか?」
助丸は首を横に振った。
※1円=1ガンで計算されている。
「300万ガンか?」
首を横に振った。
「3000万ガンか?」
首を縦に振った。
ダンと両手で叩いて、前のめりの状態で助丸を見た。
「どうして そんな借金をしたのかな?」
白夜は目が笑っていない笑顔で聞いた。
「まぁ。その~。父ちゃんの借金とか、不作の時に肩代わりしてもらったりして、 いつの間にか利子が膨れ上がってしまったんだなぁ~。」
助丸はまた、遠くを見つめた。
「ハァ。全く先がやられる。」
頭を抱え込む白夜。
「いや、俺も借金を返そうと頑張っているんだけど、不思議な事に全然減らなくて、むしろどんどん増えてるんだ。
だから、白夜に何か知恵を借りてお金を稼ごうと思ってね。
助けてくれるでしょ。」
ウルウルした目で白夜を見つめた。
「そんな目で見るな。 ふぅ~。」
腕組みをして考え出した白夜だった。
「村長からお金を借りて商売するのはどうだ?」
「無理無理。ただでさえ借金している俺に貸してくれないし、
何の商売したらいいか解らん。」
「じゃ~。いっその事夜逃げするのはどうだ?
借金を踏み倒して、逃げれば新しい土地で新しい生活が出来る。」
「それも駄目だ。逃げれば連帯責任として、他の村人に迷惑が掛かってしまう。」
「お金を掛けないで、儲かる方法があれば良いんだがな。」
白夜は部屋の中をキョロキョロ見回した。
そして、自分が食べたスープのお椀を見た。
「この。モロヘイヤって言う野菜は、この辺りに沢山生えている?」
「まぁ~。うなるほど沢山あるが」
白夜はニヤっとした表情で、
「じゃ~。このモロヘイヤを売ろう。」
「白夜。モロヘイヤなんて、そこらじゅうに生えているんだから、誰も買ってくれないって。」
「だから、遠くの国で売るんだよ。」
「でも、関所があって手形を買わないと通れないじゃないか?」
「関所は通らずに行く。」
「へ!! それじゃ。密輸するって事? 犯罪だよ。」
「そんなのへっちゃら、いつも人を殺めているからね。」
ニコッとした表情を見て助丸はゾクっとした。
「でも大丈夫かなぁ。見張りの兵士もいると思うけど。」
「大丈夫。大丈夫。今まで国境を渡るのも、いつもの事だし
もし見つかったら、殺してしまえば問題ないでしょ。」
「相手を殺したら、警備も強化されて、頻繁に運ぶ事が出来ないじゃないか。
それに、殺された傷に特徴があると、組織にバレる恐れがある。
だから、剣を置いて行ってくれ。」
「!! 何バカの事を言っているの?
敵に襲われたらどうするの? 私死んじゃうじゃない?」
「白夜なら、華麗なステップで逃げれるでしょ。
それに、特徴的な剣を持っていると、他の人に怪しまれるから
これを持っていきな。」
助丸は、家の所に置いている槍を渡した。
「こんな槍で戦えって言うのか? 私は槍でなんて戦った事はなんいんだぞ。」
「まぁ。これも1つの修行だと思ってやれば良いだろ?
戦いの幅が出来るし、槍を持つ人間の心理が解って、もっと強くなるかもしれないよ。」
助丸の強くなると言う言葉を聞いて、白夜は槍を見つめて考え出した。
「解ったこの槍で行ってやる。ただし、今回だけだからな。」
「そうそう。何事もチャレンジが大事 大事」
「ちょっと待て。お前は来ないのか?」
「だって、数日留守にすれば、村長に逃げ出したと思われるし、
今回は、モロヘイヤが売れそうかどうか探るだけだから、一人の方が動きやすいでしょ?」
「う~ん。なんだか言いくるめられているようで、良い気分はしないが行くとしよう。」
助丸は、新しいモロヘイヤを白夜に渡した。
「それじゃ。4日後くらいには帰って来るから。」
「はーい。いってらっしゃい。」
手を振って白夜を送った。
「いや~家臣がいると便利で良いなぁ。
それじゃ。俺は村長の土地を耕しに行きますか。」
助丸は村長の家に行くと、住民が集まっていた。
「ん?どうした?」
近くの村人に聞くと、
「助丸。何でも戦が始まるらしいぞ。」
「!! 戦? いつ?」
「3日後らしい。」
「!!!!!!!!!!」
(白夜~~~~~早く帰って来てくれ~~~~)
涙目になった助丸だった。
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