私は
私はまだ愛を知らない。
愛なんて、クソだ。
私の名前は古岡 奈未希。
今日は新年度である。
皆から言うと、私はつんつんぐさっ!らしい。
そんなの、なんで相手に気を配らないといけないのか、
私は私で生きれたら、それでいい。
木之田学園に私は徒歩で通っている。
「奈未希〜!おはよー!」
「うん」
「古岡先輩!はよございま…」
はあ、しつこいな。
「挨拶はおから腹からしっかり出す!」
「わん!」
しっぽブルブルしてる…
「だまれ糞ガキ」
「いや、子供じゃないよ犬だよ?!」
「あんたもしつこいねーふきのとう」
「いや、私は雪乃だからさ?!」
意外と、こういうタイプが私にはあってるのかもしれない。
ふぁーねむ。今日は数学かー。
そうこう行ってる間に学校に着いてしまった。
「雪乃はー奈未希と一緒がいいなぁ〜」
「雪の、お前、…自分の馬鹿さ加減自覚しろ」
あっ…えっ?…や、まじ?…
「雪乃と一緒…」
「奈未希〜♡」
「奈未希さん?」
さっと現れた私より少し大きい男。
「どいてくれる?クラス見えないんだけど」
「ハンカチ、落としてますよ?」
「あっあっ…」
…かあああ/////
今日は、焦って妹のアンパンマンのハンカチ入れたのにぃ!!!
「僕の名前は…」